教授 |
重見 研司 |
平成18年4月− |
准教授 |
高倉 康 |
平成23年10月− |
講師 |
村上 剛 |
平成18年4月−平成19年3月,平成22年4月ー |
講師 |
溝上 真樹 |
平成24年1月− |
助教 |
木下 義和 |
平成23年7月− |
助教 |
上田 雅史 |
平成18年4月− |
助教 |
下 弘一 |
平成23年4月− |
助教 |
石本 雅幸 |
平成11年5月−平成16年1月,平成17年4月−平成18年3月, 平成25年6月— |
助教 |
早渕 由朗 |
平成24年4月− |
助教 |
次田 佳代 |
平成22年4月ー |
助教 |
松木 悠佳 |
平成22年4月ー |
人口非密集地域における安全で質の高い全身麻酔の開発
● 研究概要
人口非密集地域において、いかなる症例に対しても必要な外科的処置がいつでも施行されるためには、安全で質の高い全身麻酔が容易に経済的に随時に提供されなくてはならない。一方、現在の医療体制において手術が必要な場合、医学的にも社会的にも麻酔科専門医の存在が不可欠な条件となっている。しかるに、僻地や過疎地など人口非密集地域に麻酔科専門医を随時に派遣することは、人的にも経済的にもできない状況である。そこで、麻酔科専門医でなくとも全身麻酔の実行が可能となることを目的としてその開発研究を行った。このような麻酔では、麻酔科学の専門知識を必要とする術前評価および麻酔計画については麻酔科専門医がかかわるが、全身麻酔に伴う医療行為そのものは、できるだけ基本的で単純な医療行為で構成されるようにし、麻酔の実行には専門医の関与を少なくするようにする必要があると考えられる。
● キーワード
安全, 過疎地, 質の高い全身麻酔, オーダーメード麻酔, いつでもどこでもだれでも
● 業績年の進捗状況
まず、全身麻酔に麻酔科専門医が必要である医学的な理由を解析した。次に、現代の科学技術によって麻酔科専門医の技能が代替できるか検討した。さらに、その安全性と品質を検討し、実際に医学的に安全に質高く機能するか試行した。その結果、高機能な人工呼吸器を搭載した麻酔器を配備し、生体情報モニターを整備し、症例に応じて麻酔関連薬剤の効果を客観的に評価して数値化し、定型的なスケールを用いて循環や呼吸および薬剤追加投与量や間隔などを管理すれば、麻酔科専門医が関与する部分を飛躍的に削減できることが明らかとなった。しかし、複数の症例を同時に監督指導するために複数の麻酔科専門医が必要であることが確認された。加えて、少数の麻酔科専門医が複数の症例を管理するために必要な監視システムの構築の必要性が示され、生体情報モニターおよび自動麻酔記録器を全て更新した。従来の麻酔方法では、麻酔中に薬剤効果等を逐次滴定し評価して投与するのでその評価および判断に専門医の知識・技能を必要とした。しかし、研究開発中の本法を用いれば、個々の症例に応じた全身麻酔を、術前に計画する段階では専門医の知識が必要であるが、実際に麻酔をする段階では一般的医療行為で遂行できることが分かった。今後、事前に麻酔薬投与量を的確に判断するために必要な項目を検討し、精度良く術中麻酔管理ができるようにさらに研究を重ねる必要があると考えられる。また、従来のモニタリング装置では、観測時点での測定値の異常を警告することしかできないが、平成21年3月に手術室および集中治療室モニタリング装置が更新され、自動麻酔記録器に保存されたデータから経過を解析して、観測時点での現状を分析し、ある程度予後を予測するシステムが構築される計画である。具体的には、平均血圧と拡張末期血圧、左心室等容量収縮時間、左心室駆出時間を非侵襲的に測定し、左心室と大動脈の結合状態を予想することにより、血圧に変動を来す前により早くその予兆を検出する可能性が示された。その臨床応用に向けてモニタを開発中である。同時に、電動デジタル機器を用いて薬剤を投与することにより、正確な時刻に客観的に自動的に記録を残し、さらに機械的なチェック機構を組み込むことにより、人為的な薬剤投与ミスを防止するシステムを平成22年11月より稼働し、その有用性が示されてきている。
● 特色等
附属病院手術部の生体情報モニターは、平成21年4月1日に新システムに更新された。その主な内容として、院内電子カルテとの連携が充実したこと、医事課や薬剤部ならびに消耗品材料部との連携が充実すること、手術室看護の電子化が大幅に進むことがあげられる。加えて、本システムの特色は、フルデジタル化された麻酔器から呼吸器関連のデータを集約すること、シリンジポンプを使用した薬剤入力を自動化すること、薬剤血中濃度を自動的に予測することなど、個々の手術室の麻酔管理が充実したことである。さらに、中央監視室においては、個々の手術室のベッドサイドと全く同じモニター表示を集約し、併せて室内記録カメラによって各麻酔科医の行動を記録することができ、幾重にも安全を監視することができる。近い将来、自動麻酔記録装置は、単に手書きの記録を自動化しただけでなく、初歩的な知能を備える計画である。従来の生体情報モニターが警報を発するときは、その時点での異常値を知らせるものであったが、その異常値を事前に予測することが可能であることが分かってきた。すなわち、モニターをモニターし、異常値に至るより早い時点で警報を発することが可能である。具体的には左心室と大動脈の結合状態を予想するシステムが臨床的に有用か検討されている。これらは、初歩的な麻酔業務支援機構と呼ぶことができる。こうすることにより、安全と高品質を確保しながら、人員を削減することが期待できる。現在、医療費抑制の社会要請は診療を削減する方向を医師に求めている。しかし、少子化高齢化社会に伴う周産期医療および高齢者医療に加えて、医療に対する一般の権利意識の広がりによる患者およびその家族の医療サイドへの多大な要求、ならびに各医療施設の生き残りをかけた日常診療業務命令は、医師一人当たりにできるだけ手厚い診療の提供を求めており、過重な労働条件とさえ言われている。こういった相反する環境の狭間で、医師はその基本的なスタンスが確立できない。医師個人においても医療人としての倫理と現実的な日常生活の権利の確保の間に大きな齟齬が生じ、そのバランスが保てない。しかし、医療現場では実際に患者を目の前にしてその問題解決に尽力せねばならない。この、矛盾と混沌のなかで現状に甘んじることなく、医療人としての使命を果たしているところに特色がある。
● 本学の理念との関係
福井県などの人口非密集地域における医療に成功すれば、絶対多数であるところの世界各地の発展途上地域における医療に直接応用することができ、その社会的貢献度は非常に大きいと考えられる。いわゆる都会で行われている高額先進先端医療ではないが、コスト面でも効率よく多数救命することができるようになるので、この分野においては世界をリードできる水準にあると考えられ、これこそ生命倫理に基づいた高度な医療ということができると考える。
体温依存性重要臓器血流分布に対する麻酔薬の効果の解明
● 研究概要
体温変化による血管反応性の変化と、その結果としての臓器血流再分布はおそらく生理的に合目的なものであると考えられる。この合目的反応を麻酔薬が修飾する可能性が高い。麻酔薬や臓器血管による血流再分布の違いを明らかにすることにより、低・高体温時の臓器血流を考慮した麻酔管理への発展を目的とする。
● キーワード
体温, 麻酔薬, 臓器血流
● 業績年の進捗状況
体温変化による血管反応性の変化と、その結果としての臓器血流再分布に対する麻酔薬の影響を調べるために、以下の研究を行う。
@機能実験
麻酔薬の低および高温時の血管内皮・平滑筋への直接作用を、ラットから様々な部位の血管標本を作成し検討する。
A蛍光カラー・マイクロスフェア法
低および高温時の重要臓器血流が、麻酔薬によりどのように変化するのかを、全身麻酔下ラットに蛍光カラー・マイクロビーズを投与し検討する。
● 本学の理念との関係
体温変化による血管反応性の変化とその結果としての臓器血流再分布に対する麻酔薬の修飾に関連する研究は知る限り国内外になく独創的であり、麻酔管理専門医療の実践に貢献すると考えられる。
Impulse Oscillation System(IOS)による術前呼吸機能評価
● 研究概要
非侵襲的な末梢気道の病態評価方法であるImpulse
Oscillation System (IOS)を用いて全身麻酔前の呼吸機能評価を行うことを目的とする。
● キーワード
Impulse Oscillation System (IOS), 末梢気道, 全身麻酔, 呼吸機能評価
● 業績年の進捗状況
研究プロトコルを作成し終わり、必要機材の購入と実施場所の確保について検討を進めている段階である。
● 本学の理念との関係
高齢化社会において先進の麻酔を地域住民に提供するためには、より非侵襲的かつ簡便な検査方法を用いて術前評価を行わねばならない。本研究の成果により、より安全で快適な麻酔を提供し、術後合併症を減少させることが可能となり、治療成績の向上と医療費の削減が期待できる。
麻酔関連薬の機序的膜相互作用の検討
● 研究概要
麻酔関連薬が構造特異的に生体膜脂質と相互作用することに着目し、薬物の主作用(神経遮断作用など)ならびに副作用(心毒性など)の機序的解明を目的とする。
● キーワード
麻酔科学, 薬物, 生体膜, 相互作用
● 業績年の進捗状況
周術期管理において優位とされるβ遮断薬のβ1選択性に関して、薬物の構造特異的膜作用を検証し、新しい知見を得た。近々その情報を総括し、発表する予定である。
● 本学の理念との関係
構造同定による麻酔薬の創薬的アプローチをも見据え、さらに安全な麻酔を社会に提供したい。
研修医と医学生の基本手技スキル向上を目的とした効果的教育法の開発
● 研究概要
現在、e-ラーニングやITツールを活用した講義や、実技前指導が多く実践されている。しかしながら、医学教育の分野では従来から使用されてきた教材をサーバー上に置いただけのe-ラーニングであったり、現在行われている遠隔講義では手技スキル向上は難しいと思われる。
スキル向上には一般に暗黙知と形式知が影響を与えると言われているが、形式知は上記方法で十分に得られる一方で医学教育の分野では、マニュアル化できないコツや勘を暗黙知とする時、効果的な教材、評価法はビデオ撮影などしかなく実用的ではなかった。
気管内挿管や中心静脈穿刺は基礎的で習得すべき医療基本手技でありながら、暗黙知を伝える方法が十分に用意されておらず、暗黙知を得る方法は旧来から行われている方法、つまり成人挿管モデルやシュミレーターを用いた練習の後、患者で経験を積む形であり効果的ではない。
スポーツ、伝統芸能のスキル獲得のための動作解析が多く行われ技術伝承に役だっているので、医学教育の分野で基礎的医療技術の解析を行い、効果的な教授方法を開発する。
● キーワード
医療手技, 研修医, e-ラーニング, シミュレーション
● 業績年の進捗状況
モーションキャプチャーによる動作解析は医学教育においては殆ど行われていない。厚生労働省が示す臨床研修の到達目標には本研究の対象でもある気管挿管、中心静脈確保が示されており、教育病院では指導医から研修医に教育が行われている。しかしながら、その教材となる教科書やビデオには簡単に図示はされているが、具体的な数値はなく、初期研修医が習得する際に必要な暗黙知が、十分に容易には伝わりにくい。本研究はこれまで行われて来なかった、比較的容易と考えられてきた基本的手技、気管挿管と中心静脈穿刺の、熟練した指導医と初心者である研修医の特に上肢と手関節の動きに着目し動作解析を行う予定である。
● 特色等
本研究により得られる知見は、熟練した指導医が経験を通して獲得したコツや勘をスキルサイエンスを通して医学教育分野で明らかに出来る。また、研修医は習得すべき技術のコツを直ちに理解でき、それはより効果的で安全で早い技術の理解と習得につながり、研修医への効果的な教育が行えるばかりか、医療を受ける患者への安全の提供と言う点で更に大きな意味がある
熱傷後痛覚過敏の発現メカニズム及び治療法の解明
● 研究概要
V度熱傷後の亜急性期において、その周辺部位に痛覚過敏が起こることを報告してきた。しかし、このメカニズム、治療法にはまだ不明な点が多い。薬剤のラット脳脊髄液中への投与による疼痛行動を解析し、また分子生物学的手法を用いてメカニズムを明らかにする。
● キーワード
痛覚過敏, 熱傷, グルタミン酸トランスポーター, GLT-1, カンナビノイド
● 業績年の進捗状況
カンナビノイド受容体の1つであるCB1Rの拮抗剤を投与することにより、痛覚過敏の発現を抑制することを行動学的に明らかにした。この抑制のメカニズムについてグルタミン酸トランスポーターへの影響に注目し検討している。
● 特色等
術後疼痛のメカニズムを明らかにすることにより、より快適で安全な周術期を患者に提供できる
電動式PCA装置導入による術後鎮痛の質向上に関する検討
● 研究概要
周術期に適切な鎮痛を図ることは、術後合併症を減らし、患者の回復を促し、予後を改善する。痛みの感じ方には個体差があり、鎮痛薬の必要量も個体差が大きい。対策として患者自己調節鎮痛patient-controlled analgesia(PCA)が使用されているが、最適な投与量やロックアウト時間は明確でない。またこれまでのディスポーザブルタイプの簡易式PCA装置では細かな設定ができず、それぞれの患者に対する最適な投与法とは言い難い。今回、新たに電動式PCA装置を導入することで、それぞれの患者に最適な設定を目指し、術後鎮痛の質の向上に関して検討する。
● キーワード
術後鎮痛, 患者自己調節鎮痛 patient-controlled
analgesia(PCA), 電動式PCA装置
● 業績年の進捗状況
現在、術後鎮痛法として、オピオイドを使用した自己調節硬膜外鎮痛patient-controlled epidural analgesia(PCEA)またはintravenous patient-controlled
analgesia(IV-PCA)を行い、IV-PCAはCeを指標にして投与量を決定している。また、症例に応じて末梢神経ブロック等の区域麻酔を組み合わせている。主に硬膜外麻酔法において電動式PCA装置を用いることでより細かい設定を行い最適な投与法を検討した。今後も患者それぞれに合った、より質の高い術後鎮痛を目指していく予定である。
● 特色等
周術期に適切な鎮痛を図ることは、術後合併症を減らし、患者の回復を促すことになり、予後を改善する。医療経済の面からも、早期退院が可能となり、医療費の削減に寄与すると考えられる。本研究においては、患者一人一人に対応した鎮痛法を検討することで、より安全で患者満足度の高い麻酔を提供することができると予想される。
揮発性麻酔薬のターゲットとしてのカリウムチャネルの分子機構の解明
● 研究概要
麻酔のメカニズムに関する未解決の課題は「麻酔薬がなぜ様々な生物種で効くのか」である。このような生物種を問わない麻酔作用の普遍性は分子レベルでどのように説明できるか。カリウムチャネルがユビキタスに存在することとすべてのカリウムチャネル分子が共通のポア構造をもつことに着目し、「麻酔薬の未知のターゲットの1つが特定の分子種に依存しない、カリウムチャネルに共通な立体構造である」という新しい仮説を立て、イオンチャネルと麻酔薬に対する直接作用を明らかにする。
● キーワード
揮発性麻酔薬, カリウムチャネル, 脂質平面膜
● 業績年の進捗状況
1.カリウムチャネルの共通部分のみを持つチャネルを対象とする必要があり、この条件を満たすのがKcsAカリウムチャネルである。KcsAチャネルは、構造に関する情報量が多く、脂質平面膜の中でも安定に機能でき、またゲーティングに関して詳しい構造情報も蓄積していて、カリウムチャネルはゲートが折れ曲がりねじれることで開口することを明らかにした。
2.一般にカリウムチャネルには2種類のゲート(フィルタゲートとへリックスゲート)が直列に存在する。単一チャネル電流記録で見られるチャネル電流のオン・オフでは、どちらのゲートが閉じて電流が遮断されているか判断することができない。そのため、私たちは片方のゲートを開放して、もう片方のゲートの開閉のみを観察できる変異体(フィルタゲート開放またはへリックスゲート開放変異体)を用いゲーティング機構を明らかにした。
● 特色等
イオンチャネルと麻酔薬に対する直接作用を明らかにするために脂質平面膜法という単純な実験系を立ち上げ揮発性麻酔薬の実験を確立する。これは、国内外でも実験はされておらず、独創的な実験である。
区 分 |
編 数 |
インパクトファクター (うち原著のみ) |
|||
2008〜2013年分 |
2013年分 |
2008〜2013年分 |
2013年分 |
||
和文原著論文 |
38 |
1 |
――――― |
――――― |
|
英文論文 |
ファーストオーサー |
16 |
1 |
57.985
( 57.985) |
0.000 ( 0.000) |
コレスポンディングオーサー |
17 |
0 |
58.961
( 58.961) |
0.000 ( 0.000) |
|
その他 |
17 |
4 |
23.009
( 21.730) |
0.000 ( 0.000) |
|
合計 |
36 |
5 |
83.170
( 81.891) |
0.000 ( 0.000) |
(A) 著書・論文等
(1) 英文:論文等
a.原著論文(審査有)
1339001
*Y.Nobukawa, Y.Matsuki, *Y.Yasuda, M.Mizogami, K.Takakura,
K.Shigemi: Successful treatment of severe legionella pneumonia and acute kidney
injury with polymyxin B-immobilized fiber column direct hemoperfusion. Anaesth
Pain & Intensive Care, 17(1), 88-90, 2013.04(症例報告)
1339002
+H.Tsuchiya, M.Mizogami: Characteristic interactivity of landiolol, an
ultra-short-acting highly selective β1-blocker, with biomimetic membranes:
Comparisons with β1-selective esmolol and non-selective propranolol and
alprenolol. Frontiers in Pharmacology, 2013.12, DOI; 10.3389/fphar.2013.00150
1339003
+M.Mukozawa, K.Takakura, Y.Obata, K.Shimo, K.Shigemi: Levobupivacaine induces
vasoconstriction via Ca2+-dependent and -independent mechanisms in
isolated rat thoracic aorta. 循環制御, 34(1-3), 71-77, 2014.01
1339004
Y.Matsuki, M.Mizogami, K.Shigemi: A case of intractable hiccups successfully
treated with pregabalin. Pain Physician, 17(2), E241-E242, 2014.03(症例報告)
b.総説
1339005
+H.Tsuchiya, M.Mizogami: Interaction of local anesthetics with biomembranes
consisting of phospholipids and cholesterol: mechanistic and clinical
implications for anesthetic and cardiotoxic effects. Anesthesiology Research
and Practice, 2013, ID297141, 2013.08, DOI; org/10.1155/2013/297141
(2) 和文:著書等(proceedingsを除く)
a.著書(分担執筆)
1339006
重見 研司: 心室圧容積関係: 土田 英昭(編): 心血管作動薬, 1, 克誠堂出版, 69-88,
2013.05
1339007
倉 康: 管理上問題となる疾患: 小谷 順一郎(編): スタンダード 全身管理・歯科麻酔学, 3, 学建書院, 67-89,
2014.02
1339008
溝上 真樹: 術前管理ー全身状態評価: 小谷 順一郎(編): スタンダード 全身管理・歯科麻酔学, 3, 学建書院, 47-65, 2014.02
(3) 和文:論文等
a.原著論文(審査有)
1339009
松木 悠佳, *信川 泰成, *安田 善一, 村上 剛, 倉 康, 重見 研司: 長期少量ジスチグミン臭化物内服中にコリン作動性クリーゼよりに高度徐脈に陥った一症例. 循環制御, 34(1-3), 78-81, 2014.01(症例報告)
b.総説
1339010
松木 悠佳: 〈整形外科〉四肢手術. OPE NURSING, 28(10), 52-54, 2013.10
1339011
松木 悠佳: 〈整形外科〉脊椎手術. OPE NURSING, 28(10), 55-58, 2013.10
1339012
松木 悠佳: 〈耳鼻咽喉科〉顔面神経が術野にある場合. OPE NURSING, 28(10), 59-62, 2013.10
1339013
次田 佳代: 図表から学ぶ麻酔の知識力UPセミナー「術前の禁煙」. OPE NURSING, 28(10), 103-105, 2013.10
c.その他研究等実績(報告書を含む)
1339014
倉 康, 松木 悠佳, 次田 佳代, 早渕 由朗, *信川 泰成, 下 弘一, *安田 善一, 村上 剛, 重見 研司: 医局がつなぐ学会印象記:日本臨床麻酔学会第33回大会. 臨床麻酔, 38(1), 97-101, 2014.01
1339015
小畑 友里江: 関連学会印象記 EB2013. 循環制御, 34(1-3), 84-85, 2014.01
(B) 学会発表等
(1) 国際学会
a.シンポジスト・パネリスト等
1339016
+T.Shishido, K.Shigemi, +K.Uemura, +M.Sugimachi: Single-beat estimation of right ventricular
end-systolic elastance from right vetricular pressure curve and stroke volume,
35th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and
Biology Society, 2013.07, 大阪
b.一般講演(ポスター)
1339017
Y.Obata, *Y.Yasuda, K.Shigemi: The difference between calculated functional
ejection fraction by using cardio ankle vascular index examination and measured
ejection fraction by using transthoracic echocardiography, Experimental Biology
2013, 2013.04, ボストン
1339018
+H.Tsuchiya, M.Mizogami: Stereospecific cardiotoxicity evaluation of local
anesthetics using their discriminable interactions with biomimetic chiral
membranes, EUROTOX 2013 - 49th Congress of the European Societies of
Toxicology, 2013.09, Interlaken(Switzerland), Toxicology Letters, 221(Suppl), S95-S96,
2013.08
(2) 国内学会(全国レベル)
a.シンポジスト・パネリスト等
1339019
*片山 寛次, *西本 武史, *高野 智早, *小林 美貴, *渡辺 享平, 溝上 真樹, *小坂 浩隆, *村上 真, *前田 浩幸, *飯田 敦, *山口 明夫: 緩和医療におけるNSTと消化器外科医のあり方, 第18回日本緩和医療学会学術大会, 緩和ケアNST(栄養サポートチーム)の役割,
2013.06, 横浜市, 抄録集, 157
b.一般講演(口演)
1339020
下 弘一, 小畑 友里江, 倉 康, 重見 研司: 軽度高温40℃での種々血管の反応性変化の検討, 第34回日本循環制御医学会総会, 2013.06, 福井市
1339021
倉 康, 佐上 祐介, 重見 研司: ブピバカイン光学異性体の内皮依存性血管弛緩反応への作用, 第34回日本循環制御医学会総会, 2013.06, 福井市
1339022
松木 悠佳, *三田 建一郎, *岩本 真幸, 重見 研司, *老木 成稔: 心電図QT時間におけるKチャネルへのMgイオンの効果とその分子機構, 第34回日本循環制御医学会総会, 2013.06, 福井市
1339023
高久 明子, *小畑 友里江, *浜田 敏彦, *三上 俊介, 藤岡 沙織, 本定 侑子, 佐上 祐介, *安田 善一, 倉 康, 重見 研司: 平均血圧、拡張期血圧、等容量収縮時間、駆出時間から算出した左心室大動脈結合状態の有用性と問題点, 第31回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会, 2013.11, 東京都
c.一般講演(ポスター)
(1239045)
*信川 泰成, 神澤 聖一, 小畑 友里江, *三田 建一郎, 松木 悠佳, *安田 善一, 倉 康, 重見 研司: ノルアドレナリン不応性敗血症性ショックにバソプレッシンが著効した統合失調症例, 第40回日本集中治療医学会学術集会, 2013.02, 松本
(1239046)
松木 悠佳, 次田 佳代, *信川 泰成, *安田 善一, *真鍋 奈緒美, *村上 究, *中野 顯, 村上 剛, 重見 研司: 長期少量ジスチグミン臭化物内服中にコリン作動性クリーゼにより心停止に陥った一症例, 第40回日本集中治療医学会学術集会, 2013.03, 松本
1339024
小畑 友里江, +神澤 聖一, *三田 建一郎, 次田 佳代, 木下 義和, 重見 研司: 左室駆出率が保たれていても左心室ー大動脈カップリングが低値である症例がある, 日本麻酔科学会第60回学術集会, 2013.05, 札幌
1339025
村上 剛, 次田 佳代, 小畑 友里江, +神澤 聖一, +内田 整, 重見 研司: 麻酔診療の効率化と若手医師の教育における麻酔情報管理システム(AIMS)活用の試み, 日本麻酔科学会第60回学術集会, 2013.05, 札幌
1339026
松木 悠佳, 溝上 真樹, 重見 研司, +土屋 博紀: 心毒性をもつ局所麻酔薬の機序的膜相互作用は心筋虚血様酸性条件で増強される, 日本麻酔科学会第60回学術集会, 2013.05, 札幌
1339027
下 弘一, 小畑 友里江, 倉 康, 重見 研司: 軽度低温34℃での種々血管の反応性変化の検討, 日本麻酔科学会第60回学術集会, 2013.05, 札幌
1339028
+畔柳 綾, +長田 理, +松永 明, +上村 裕一, 重見 研司, +尾崎 眞: 全身麻酔中のレミフェンタニルがプロポフォールesTECに及ぼす影響, 日本麻酔科学会第60回学術集会, 2013.05, 札幌
1339029
本定 侑子, 上田 雅史, 佐上 祐介, 次田 佳代, *安田 善一, 重見 研司: 先天性筋ジストロフィ患児の気管口狭窄拡大術の麻酔経験, 日本小児麻酔学会第19回大会, 2013.09, 神戸
1339030
*Y.Urasaki, +M.Hirose, *S.Kishi, *T.Yamauchi, *A.Yoshida, K.Shigemi, *T.Ueda: Pain
suppressive peptide induced erythroid differentiation in the leukemia cell
line, 第75回日本血液学会学術集会, 2013.10, 札幌市, 臨床血液 第75回日本血液学会学術集会プログラム・抄録集, 54(9), 580(1376), 2013.09
1339031
*滝川 千陽, 松木 悠佳, *四方 志昂, 本定 侑子, 倉 康, 重見 研司: 大腿骨頚部/転子部骨折手術後のせん妄発症要因の検討, 日本臨床麻酔学会第33回大会, 2013.11, 金沢
1339032
*四方 志昂, 石本 雅幸, *滝川 千陽, 下 弘一, 倉 康, 重見 研司: 全身麻酔中に電源プラグの脱落により麻酔機の不備が発覚した一例, 日本臨床麻酔学会第33回大会, 2013.11, 金沢
1339033
早渕 由朗, 村上 剛, 本定 侑子, 重見 研司: 電動式PCAポンプを用いた術後鎮痛法の導入〜導入に向けた当院での取り組み〜, 日本臨床麻酔学会第33回大会, 2013.11, 金沢
1339034
小畑 友里江, 本定 侑子, *三田 建一郎, 次田 佳代, *信川 泰成, *安田 善一, 倉 康, 重見 研司: 急性塞栓症に対するPCPS挿入により後腹膜血腫をきたしたが救命しえた1例, 第41回日本集中治療医学会学術集会, 2014.02, 京都
1339035
*三田 建一郎, 次田 佳代, 小畑 友里江, 神澤 聖一, *信川 泰成, *安田 善一, 溝上 真樹, 重見 研司: 未診断の褐色細胞腫を合併し、緊急帝王切開術中に羊水塞栓症に陥り心停止をきたしたが社会復帰できた一症例, 第41回日本集中治療医学会学術集会, 2014.02, 京都
1339036
*安田 善一, *信川 泰成, *三田 建一郎, 小畑 友里江, 松木 悠佳, 次田 佳代, 倉 康, 重見 研司: 福井大学医学部附属病院における腸腰筋膿瘍症例の臨床的検討(2006年から2013年まで), 第41回日本集中治療医学会学術集会, 2014.03, 京都
1339037
松木 悠佳, *岩本 真幸, +松永 茂樹, *老木 成稔: ポリセオナミドBチャネルのプロトン透過:単一チャネル電流記録とプロトン透過モデル, 第91回日本生理学会大会, 2014.03, 鹿児島市
(3) 国内学会(地域レベル)
a.一般講演(ポスター)
1339038
*三田 建一郎, 神澤 聖一, 小畑 友里江, *信川 泰成, *安田 善一, 重見 研司: 門脈大循環シャントによるジアゼパム排泄代謝遅延のため意識障害が著名に遷延した一症例, 第21回日本集中治療医学会東海北陸地方会, 2013.06, 岐阜
1339039
*高久 明子, 小畑 友里江, *金子 亮介, *茶谷 圭祐, *李 穎, 重見 研司: 左心室—大動脈カップリングの算出において収縮末期圧を平均血圧で代用できるか, 日本麻酔科学会東海・北陸支部第11回学術集会, 2013.09, 岐阜
1339040
次田 佳代, 早渕 光代, 村上 剛, 佐上 祐介, 石本 雅幸, 重見 研司: フルクトース-1,6-ビスホスファターゼ欠損症患者に対する帝王切開の麻酔経験, 日本麻酔科学会東海・北陸支部第11回学術集会, 2013.09, 岐阜
1339041
小畑 友里江, *三田 建一郎, 松木 悠佳, *信川 泰成, *安田 善一, 重見 研司: 経肺熱希釈法を用いて肺血管外水分量を測定した腹腔内温熱化学療法の1症例, 日本麻酔科学会東海・北陸支部第11回学術集会, 2013.09, 岐阜
1339042
本定 侑子, 早渕 由朗, 早渕 光代, 下 弘一, 上田 雅史, 重見 研司: 筋強直性ジストロフィー合併患者の子宮全摘術の麻酔経験, 日本麻酔科学会東海・北陸支部第11回学術集会, 2013.09, 岐阜
1339043
早渕 光代, 次田 佳代, 村上 剛, 重見 研司: Cornelia de Lange Syndrome(CdLS)の麻酔経験, 日本麻酔科学会東海・北陸支部第11回学術集会, 2013.09, 岐阜
1339044
*山内 あい子, 木下 義和, 村上 剛, 倉 康, *四方 志昴, 重見 研司: 心臓手術後に非心臓手術を受けた患者の術前評価—麻酔科医は十分な評価をしていたか—, 日本麻酔科学会東海・北陸支部第11回学術集会, 2013.09, 岐阜
(4) その他の研究会・集会
a.一般講演(口演)
1339045
*信川 泰成, 小畑 友里江, *三田 建一郎, 次田 佳代, 松木 悠佳, *安田 善一, 重見 研司: 肺嚢胞感染によるseptic shockにトロンボモジュリンが効果的であった一症例, 第2回「集中治療ミーティング 福井」, 2013.09, 福井
区分 |
研究種目 |
課 題 名 |
代表者名 |
分担者名 |
期 間 (年度) |
金 額 (配分額) |
文部科学省科学 研究費補助金 |
基盤研究(C)(一般) |
体温依存性重要臓器血流分布における麻酔薬の効果 |
高倉 康 |
|
2013 |
1,040千円 |
文部科学省科学 研究費補助金 |
若手研究(B) |
麻酔薬の細胞膜を介したカリウムチャネル制御機構の解明 |
松木 悠佳 |
|
2013 |
3,640千円 |
(B) 奨学寄附金
受入件数 |
19 件 |
受入金額 |
7,000,000 円 |
(A) 学会開催等
区分 |
主催・共催の別 |
学会名 |
開催日 |
開催地 |
国内学会(全国レベル) |
主催者 |
第34回日本循環制御医学会総会 |
2013.06.07〜2013.06.08 |
福井市 |
(B) 学会の実績
学会の名称 |
役職名 |
氏名 |
日本循環制御医学会 |
理事長 |
重見 研司 |
日本麻酔・集中治療テクノロジー学会 |
理事 |
重見 研司 |
日本小児麻酔学会 |
評議員 |
重見 研司 |
日本循環制御医学会 |
評議員 |
重見 研司 |
日本麻酔・集中治療テクノロジー学会 |
評議員 |
重見 研司 |
日本臨床麻酔学会 |
評議員 |
重見 研司 |
日本臨床モニター学会 |
評議員 |
重見 研司 |
日本麻酔科学会 |
代議員 |
重見 研司 |
(C) 座長
国内学会(全国レベル) |
学会名 |
氏名 |
招待・特別講演等 |
日本臨床麻酔学会第33回大会 |
重見 研司 |
シンポジウム等 |
第34回日本循環制御医学会総会 |
重見 研司 |
シンポジウム等 |
第34回日本循環制御医学会総会 |
重見 研司 |
シンポジウム等 |
日本ペインクリニック学会第47回大会 |
重見 研司 |
シンポジウム等 |
日本小児麻酔学会第19回大会 |
重見 研司 |
(D) 学術雑誌等の編集
学術雑誌等の名称 |
委員長(主査)・委員の別 |
氏名 |
循環制御 |
委員長 |
重見 研司 |
(A) 国・地域等への貢献
(1) 社会人等への貢献及び学校等との連携・協力による活動
区分 |
活動名・活動内容 |
主催者・対象者等 |
氏名 |
講演・セミナー等 |
福井バイタルサインセミナー, 認定看護師に必要な知識とスキル |
専門職業人, 100人 |
村上 剛 |
(B) その他業績
· 村上 剛: LiSA 記事「ようこそ福井へ!」, 2013.06 |