分光分析室(2)

(TEL:2490)
担当:柄谷 和宏、吉村 龍明、荻野 裕平

DNA/RNA測定装置(DNA/RNA Spectrophotometer)

Thermo NanoDrop2000c(2009年10月導入)

  • 波長範囲:190~840nm
  • 最小試料量:0.5μl(キュベットでの測定も可能)
  • 通常試料量:1μl以上
  • 吸光度範囲:0.02-300Abs(10mm長相当の吸光度)
  • 特徴
    *極微量(通常試料量:1μl)のサンプルで核酸、タンパク質の濃度測定や吸光スペクトル測定が可能
    *セルを使用せず直接台座にアプライするため、セルの洗浄操作が不要
    *1cm光路長のキュベットでの計測も可能

マルチカラーウエスタンブロッティング画像撮影解析システム(Multi-color Western Blotting Bioimaging Analyzer)(2017年3月導入)

  • 型式:バイオラッド ChemiDoc MPシステム
  • 測定モード:蛍光(Blue,Green,Red)、化学発光、可視、UV
  • 撮影可能サンプル形状:ゲル、メンブレン
  • ダイナミックレンジ:4桁
  • 画素数:140万画素
  • ピクセルサイズ:6.45μm×6.45μm
  • 検出範囲:26×35cm

化学発光撮影装置(Chemiluminescence Imaging analyzer)(3台)

LAS4000mini(1台)(2010年1月導入)

この装置は、化学発光の微弱な光を捉えることができるようになっています。キャビネット内にサンプルをセットした後は、コンピュータ画面上で画像の取り込みから解析までが操作可能なシステムになっており、スーパーハニカムCCDとその特長を引き出す高感度レンズでフィルムと同等の高感度が得られます。

  • 型式:GEヘルスケア・ジャパン ImageQuant LAS4000mini
  • 測定モード:化学発光,可視
  • 撮影可能サンプル形状:ゲル、メンブレン
  • ダイナミックレンジ:4桁
  • 画素サイズ:約11μmハニカム
  • 画素数:320万画素
  • 検出範囲:12×18cm

*予約制
利用取り決めをお読み下さい。

FUSION No.1(2020年1月導入)、No.2(2021年1月導入)

この装置は化学発光の撮影専用機として設置しています。大きな特長は①化学発光の微弱な光を捉えるための大口径比(F0.7)の専用高感度レンズ、②CCDカメラを-65度まで冷却できる4ステージペルチェシステムです。この特長により、これまでより低いバックグランドを実現し、微弱なシグナルでも定量可能なS/N比を持ったデータとして検出できます。データ解析は各自のPCで行っていただきます。

  • 型式:Vilber-Lourmat社製 FUSION-SOLO.7S.EDGE(ケミルミのみ)
  • 測定モード:No.1:化学発光,可視
  •       No.2:化学発光,可視, 蛍光(青色光源(480)+F535, 赤色光源(640)+F750)
  • 撮影可能サンプル形状:ゲル、メンブレン
  • 画素数:460万画素
  • 検出範囲:22×22cm

*予約制
利用取り決めをお読み下さい。

ゲル撮影装置(Gel Imaging System)(2019年2月導入)

この装置は、スタンドアロンタイプのゲル撮影装置です。操作は本体の液晶タッチパネルで行います。白色透過光源ではCBB染色ゲルや銀染色ゲルの撮影、UV光源ではEtBr染色ゲルやSYBR Green/Safe染色ゲルの撮影、Cyan光源では各種蛍光染色ゲルの撮影が行えます。撮影画像はUSBメモリへの保存が可能です。

  • 型式:アトー WSE-5300 Printgraph CMOS I
  • 検出部:モノクロCMOSカメラ
  • 画角:最大 幅26cm×奥行き18cm
  • UV光源波長:312nm
  • Cyan光源波長:510nm
  • フィルター:595nm/45nm幅バンドパスフィルター
  • 画素数:600万画素