細胞培養実験室[1]

(TEL:2497)
担当:荻野 裕平

利用取り決め・持ち込み機器に関する取り決め・培養系利用者申し合わせをお読み下さい。

組織培養実験室A – センター中央4階 (TEL2497)

  • 遺伝子導入装置
  • 細胞カウントシステム
  • 安全キャビネット(Biohazard Safty Cabinet):サンヨー MHE-130ATK(ClassII TypeA)(2008年11月導入)、サンヨー MHE-130AJ(ClassII TypeA)(2002年3月導入)
  • 炭酸ガス培養器(CO2 incubator):サンヨー MCO-19AIC(UV)(2009年5月導入),MCO-18AIC(UV)(2008年11月導入)
  • 小型卓上遠心機(Bench Top Low Speed Centrifuge):コクサンH-19F (2010年1月導入)
  • 高圧滅菌器(Autoclave):HIRAYAMA RG50(2009年12月導入)
  • 乾熱滅菌器(Dry Oven Sterilizer):ヤマト DV340S
  • 送風定温乾燥器(Air Dryer):DRS620DB
  • 超音波細胞破砕機(Ultra Sonicator):ヒートシステム社 W-225(マイクロチップ付)(1981年3月導入)
  • 培養顕微鏡(Inverted Microscope):オリンパス CKC-Tr-II、オリンパス IMT-2
  • 超音波洗浄装置(Sonocleaner):国際電子工業(器具洗浄用)(1981年3月導入)
  • バイオシェーカー(BioSheker):タイテック BR-43FL (2008年10月導入)
  • インキュベーター(Incubator):ヤマト IC63(2012年8月導入)

遺伝子導入装置

エレクトロポレーションシステム(Electroporation system) – 組織培養実験室A(TEL2497)

  • 型式:BIO-RAD Gene Pulser Xcell(2003年3月導入)

この装置はコンデンサを用いることにより減衰波および矩形波を発生させ、細胞へのエレクトロポレーションを行うことができます。

特徴

低電圧回路
  • 設定電圧(v):10~500(2刻み)
  • コンデンサ容量(μF):25~3275(25刻み)
  • 設定抵抗値(Ω):なし
  • サンプルの抵抗値(Ω):最低20
  • スクエアパルス長(msec):0.05~100
  • スクエアパルス数:1~10
  • スクエアパルス間隔(sec):0.1~10
高電圧回路
  • 設定電圧(v):200~3000(2刻み)
  • コンデンサ容量(μF):10, 25, 50
  • 設定抵抗値(Ω):50~1000(50刻み)、∞
  • サンプルの抵抗値(Ω):最低20(200~2500v設定時)、最低600(2500~3000v設定時)
  • スクエアパルス長(msec):0.05~5
  • スクエアパルス数:1~2
  • スクエアパルス間隔(sec):5~30

容量20μl~80μl、40μl~400μl、200μl~800μlの3タイプのキュベット(BIO-RAD製)が使用できます。

  • 型式:NEPA21 TypeⅡ(2016年2月導入)

この装置は4ステップ式マルチパルス方式で細胞や胚へのエレクトロポレーションを行うことができます。
※設置場所での使用と移動させての使用が可能です。移動させて使用する場合は、予約が必要となります。

特徴

  • 4ステップ式マルチパルス方式に減衰率設定機能(0~99%)が加わり導入効率が大幅に向上。
  • 専用試薬キットが必要ないためランニングコストが低い。
  • 電極を付け替えるだけでIn Vitro, In Vivoの多種多様なアプリケーションに対応できる。
  • 培養細胞用のキュベット電極と受精卵へのエレクトロポレーション(TAKE法)用のシャーレ白金プレート電極(1mm gap 5~15μl)がある。
  • キュベットは1mm gap, 2mm gap, 4mm gap(ネッパジーン製)が使用できます(キュベットは各自用意する)。

電気パルス遺伝子導入装置(Gene transfersystem) (2003年3月導入) – センター管理室(TEL2488、2489)

この装置はエレクトロポレーション法の改良型で、電気パルスにより細胞の核へ直接DNAを導入することができます。

  • 型式:amaxa Nucleo fector

この装置は予約制です。使用時に管理室まで借りにきてください。

特徴

従来の電気パルス法に比べ細胞死が少ない

  • これまでは困難であったプライマリー細胞や神経細胞にも導入できる
  • 導入効率がよい
  • siRNAも導入可能
  • ヒト初代培養細胞や株化細胞(HeLa,CHO,293,COS,K562等)ごとに最適化された試薬とパルス条件の組み合せが設定済みで、個別の条件設定が不要である

細胞カウントシステム

自動セルカウンター(Automated CellCounter)(2010年1月導入) – 組織培養実験室A

この装置は死細胞を染色するトリパンブルー法と画像解析法を組み合わせて、生死判定および細胞数計測を行うことができます。

  • 型式:Invitrogen CountessTM Automated CellCounter

サンプルあたり1分以内に以下のデータが得られる。

  • 死細胞および生細胞の濃度 /ml
  • 総細胞濃度 /ml
  • 生細胞の割合 %(生細胞の総細胞に対する%)
  • 細胞径の平均値
  • 細胞の画像
  • データのグラフ

特徴

  • 測定可能な細胞濃度 1×104cells/ml~1×107cells/ml
  • 測定可能な細胞径 5~60μm
  • 使い捨てチャンバースライドを使用するため洗浄が必要なくコンタミも防げる。
  • 細胞径によって測定する細胞を選別し、測定することができる。