平成19年度サイエンス・パートナーシップ・プロジェクトの報告

「子供の頃に牛乳を飲めたのに大人になると飲めなくなるのはどうしてか」
から生物の分化と進化を考える

(生物資源部門とバイオ実験機器部門による共同開催)

平成19年度のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)教育連携講座Bは8月9、10日及び23、24日の2回に分けて、生物資源部門と共同で開催しました。今回は県内の9つの高等学校より52名の高校生が参加し、高校の授業では経験できない様々な実験を通して生物の分化と進化について考えてもらいました。
実験は下記の通り盛りだくさんな内容でしたが猛暑の中、皆さん頑張って実験を行っていました。また、SPP終了後は各高校に戻り今回の実験のレポートも作成してもらいました。作成したレポートは下記に掲載してありますので是非ご覧ください。

実験項目

  1. 糖負荷試験(グルコース、スクロース、ラクトースなどの糖を摂取した後のマウスの血糖値の推移を調べる)
  2. マウス小腸におけるラクターゼの分布を組織化学染色法で調べる
  3. マウス小腸各部からの組織抽出液に含まれる総蛋白量の定量
  4. マウス小腸の二糖類分解酵素の活性測定
  5. 自分のラクターゼ遺伝子転写調節部のSNP解析
  6. 目で見るラクターゼの阻害実験
  7. マウス小腸粘膜を走査型電子顕微鏡及び透過型電子顕微鏡により観察する

各高校のレポート

糖負荷試験

マウスの解剖

PCRによるラクターゼ遺伝子の増幅

増幅した遺伝子の電気泳動

組織抽出液に含まれる総蛋白量の定量

二糖類分解酵素の活性測定

1回目(8月9、10日)

2回目(8月23、24日)