利用方法

利用ルール(部門規定、申し合わせ)

利用者と部門職員の共同により実験動物の飼養管理を行います。動物種により役割分担が異なります。
以下は、部門利用についてのルールです。

利用可能時間

通常の照明パターンを8:00-20:00に設定しています。現在、施設は24時間利用できますが飼育室の不規則な照明は動物の日内リズムを乱し実験に悪影響を及ぼします。実験への影響を避けるため出来る限り点灯時間帯での実験をお願いします。

遵守事項

感染症対策から、以下の点は特に遵守をお願いします

  • 部門外に搬出したマウス・ラットは(動物死骸を含めて)再搬入できません。
  • 利用している飼育室、処置実験室以外は立ち入らないで下さい。
  • 同飼育室の他の利用者の動物には触れないで下さい。
  • 指定生産場以外から動物を導入する場合は、SPFグレードでも検疫が必要となることがあります。

利用者の行う飼育管理

小動物(齧歯類):マウス、ラット

注意

動物の健康状態に異常が見られた場合は、部門までご連絡ください。

中動物:ウサギ、モルモット、イヌ、コモンマーモセット

  • 健康状態の把握
注意

中動物の飼養(ケージ清掃、給餌、給水)は、現在のところ部門職員が行っています。決して任せ切りにならず常に動物の健康状態の把握に努め、適切な実験計画を立ててください。

部門職員の行っている飼育管理

小動物(齧歯類):マウス、ラット、ハムスター、スナネズミ

  • 実験動物の健康状態の把握・死亡確認(毎日)
  • 環境モニタリング:温度・湿度の把握(毎日)
  • 使用ケージ数の把握(毎週)
  • 飼育棚、床の清掃(毎週)
  • 室内のフィルター清掃・交換(定期)
  • 滅菌ケージ、給水ビン等の補充など
    実験動物の飼育に使用するケージ、給水ビンなどは高圧蒸気滅菌装置で滅菌しています[写真]。
    ケージには床敷を入れて滅菌します。

中動物:ウサギ、モルモット、イヌ、マーモセット

  • 小動物と同等の飼育管理業務(毎日の健康状態の把握など)
  • 給餌、給水、ケージおよび床の清掃
  • 室内での運動(イヌ)

利用料金

生物資源部門施設使用料として下記の飼育経費を3ヶ月ごとに所属講座・分野に請求します。飼育経費は動物種、飼育方式別のケージ単価(週)に、ケージ数と飼育週数を乗じて計算されます。利用ケージ数は、毎週ごとに部門職員がカウントしています。
また登録料として一人当たり2000円(年)を請求します。部門の利用に伴う消耗品費(帽子、マスク、クリーニング代等)が含まれます。

緊急時の対応

  1. 想定される緊急時の対応、連絡先等を館内エレベータ前に掲示してあります。部門職員不在時には、応急措置や連絡をお願いします。
  2. 震災時の対応についてはマニュアルを作成して、飼料、水等の備蓄を行っております。