インドネシア研修
医学科5年 MR
(H28.7.17~8.5 『インドネシアにおける熱帯医学・微生物学研究のフロンティア』に参加。
アイルランガ大学(インドネシア)に留学)
私は、4 年生の 7 月中旬から 8 月初旬の 3 週間、インドネシア・スラバヤのアイルランガ大学に留学しました。この留学は福井大学とアイルランガ大学の医学部間協定に基づくもので、私は 2 週間のベットサイドでの臨床実習と 1 週間の熱帯病研究所での疫学研究の研修に参加しました。
この 3 週間で私はたくさんの経験をしました。病院では、主に産婦人科にて研修を行いました。事前に診療手技について学んではいましたが、現地では経験する全てが新鮮でした。重症患者の帝王切開や珍しい婦人科疾患の手術見学をはじめ、妊婦健診や外来での内診も体験させていただきました。また内科では、日本では希な熱帯病の症例を目にすることができました。
研究所では、インフルエンザの研究チームに参加しました。病原性ウイルスの検出のための基礎な実験手技を習ったり、インドネシアの生鳥市場でのサンプル採集に同行したりしました。生鳥市場は想像していたよりも環境が悪く、トリインフルエンザウイルスについて学んだことを思い出しました。ここでも貴重な経験をさせていただき、研究にも少し興味をもちました。
休日は地元での活動に参加しました。スラバヤ日本総領事館の総領事、スラバヤ日本人学校の校長と、トレンガレック県の知事と副知事を訪問し、その様子は現地ローカル・メディアでも報道されました。
研修を通して英語でのコミュニケーションの大切さを改めて感じることができました。医学英単語も今後積極的に覚える必要性を自覚しました。また、今まで先進国と言われるような国にしか行ったことがなかったので、3 週間生活して如何に日本が恵まれている国かということも実感しました。宗教面などの違いでも驚きがたくさんありました。一度このような国に行ってみると新たな発見ができると思います。学生のうちにみなさんも体験されることをおすすめします。