福井大学医学部附属教育支援センター

留学体験記

USMLE(米国医師免許試験)の質問会が行われました。

 本学医学部医学科5年生の木下智貴さんが今年の4月1日に行われたUSMLE(米国医師免許試験)のStep1に高得点で合格したことを受けて、木下さんからUSMLEのシステムや勉強法等について学びたいという学生が集まり、6月5日にUSMLEの質問会が、医学部附属教育支援センターの支援により松岡キャンパスで行われました。
 木下さんは当日集まった15名程の学生に対して、「1、2年生の頃は日本語で医学の知識をしっかりと身に着け、よく理解した上で英語でも同じ内容が理解できるように図書館にある本を読んでいた」と話し、問題集や模試に何度も挑戦したことや、その結果高得点を取得したことを話しました。高得点が取れるまでの学習記録を参加学生に示した上で、USMLEのStep1に合格するだけでなく、日本の大学での学業成績が優秀であることの重要性、また、研究実績やアメリカの医師からの推薦書など、アメリカで医師になるために必要なことが説明されました。
 その後、参加した学生からは、「どのような問題集を使っていたのか」、「いつ頃からUSMLEを意識して勉強し始めたのか」、「これだけの勉強をするとなると部活との両立は難しくなるのではないか」、「語学の勉強はどうしているのか」など、多くの質問があり、「自分がアメリカで行きたい診療科を選択できるような高得点をUSMLEで取得したいという場合には、正直、部活などとの両立は難しいと思う」、「英語での会話は得意ではないので、自分自身も今頑張っているところ」と答え、参加した学生は「自分の意識が甘かったことに気づけた。目標に向かって計画を立てるというところからまずは頑張りたい。」と話していました。