トランスレーショナルリサーチ推進センターの活動について

福井大学トランスレーショナルリサーチ推進センターは、福井大学における生命科学および
関連分野の活動において、臨床応用に向けた橋渡し研究の拠点としての役割を果たすととも
に、将来の先端医療、QRLの向上、健康増進に繋がる医学、看護学、健康科学などを含め
た幅広い分野での応用的研究を推進することを目的としているセンターです。

■ TR研究・QOLの向上に関する研究・健康増進に関わる研究等のライフサイエンスに関連した幅広い応用研究に対し、
  研究課題を公募し、審査の上、研究費助成
■ 研究交流会を開催し、参加教員が行っているTR研究・QOLの向上に関する研究・健康増進に関わる研究等に
  関する情報交換および学内共同研究の促進を図る
■ 講演会やセミナー等を実施し、参加教員をはじめ全学の教員にTR研究に対する理解を深めると同時に、センターへの
  参加・協力をお願いする。
■ センターでのTR研究の成果は、特許の取得や産官学の連携を通して実用化していくことが大切であり、医学部附属
  病院・治験先進医療センターや産学官連携本部と連携し、その実用化を目指す。
■ 活動報告書を作成し、研究成果を広く公表する。

 
 
 ライフサイエンスに関連する、学部を越えた共同研究を推進するための活動を行っています。

.構成員による研究交流会

 
それぞれの研究者に自分の研究を発表していただき、お互いの研究に対する理解を深めるとともに、
共同研究のシーズを探ります。

2.構成員の共同研究に対する公募型研究助成
  構成員による学部を越えた共同研究に対して、公募型の研究助成を行っています。なお、採択者に
おいては、研究交流会で成果報告を発表していただき、研究助成による結果を検証します。

センター長あいさつ

                              トランスレーショナルリサーチ推進センター長
                                            宮 本  薫


 
昨今の日本の状況は厳しさを増しており、医療分野においても新たなイノベーションの創出が不可欠となっており
ます。本学トランスレーショナルリサーチ推進センター(TRセンター)も今年で6年目を迎え、医療分野でのイノ
ベーション創出における役割はますます大きくなってきています。トランスレーショナルリサーチとは、基礎研究の
成果を臨床応用にまで結びつけようとする橋渡し研究を目指しています。本学では、生命科学複合研究教育センター、
ライフサイエンス支援センターとともに、ライフサイエンスイノベーション推進機構の一部として発足しました。

 本来、トランスレーショナルリサーチは基礎研究の成果を臨床にまで結びつける研究を目指しますが、本学のTR
センターにおいては、臨床・治験などへと繋がる橋渡し研究のみならず、QOLの向上や、健康増進に繋がる医学・
工学・看護学・健康科学などを含めた幅広い分野での実用を目指した応用的研究を積極的に推進、応援することを目
的としています。

 現代の医療技術は、20世紀末に発展を遂げた分子生物学の手法導入を契機に目覚ましく発展しています。医学・
医療分野における分子生物学の貢献として、ヒトゲノムの解明は一つの金字塔となりました。一方これからの医学・
医療の発展には分子生物学だけではなく、テクノロジーを主体として工学分野の貢献が不可欠となってきています。
医療用素材の開発や、画像医学用のコンピューター解析技術の開発など、工学分野の最先端技術が医療分野に盛んに
応用されるようになり、医工学分野として大きく発展しようとしています。本学は、医学・工学・教育地域学の3分
野から構成される小さな大学ではありますが、この構成を生かして、医工連携を推進する中で医工学分野を発展させ
ていくことが大きな使命であり、その中でTRセンターの果たす役割も極めて重要であると考えています。

 こういった背景のもと、TRセンターでは研究支援として全学公募により研究助成を行っており、いずれも医療現
場に即した研究テーマとして今後の発展が期待されます。もう一つTRセンターの活動として、研究交流会の開催が
挙げられます。これは本学の医学・工学・教育学・看護学などの研究者相互の交流を含め、学部間の連携を図り共同
研究を推進することを目的としています。この交流を通して、これからの分野での幅広い応用研究の推進を支援して
います。本年度も、ライフサイエンスイノベーション推進機構が主催する交流会を予定しています。

 TRセンターも6年目を迎え、ようやく本格的な支援体制が整いつつあり、研究テーマも充実したものになりつつ
あります。今後一層、本学でのTR研究の推進と、その実用化に向けた発展を支援していきたいと考えております。



参加教員の募集について
                             平成25年5 月23日

    教 員 各 位
                           
                                トランスレーショナルリサーチ推進センター長

                              宮 本  薫
   
           TR
(トランスレーショナルリサーチ)推進センターのご紹介
           とセンターへの参加について(ご案内)

 ライフサイエンスイノベーション推進機構の下にTR(トランスレーショナルリサーチ)推進センター(以下「TRセン
ター」という。)が設置され、本学の橋渡し研究や応用研究などの支援を行っています。
TRセンターでは、将来の臨床・
治験などへと繋げる橋渡し的な研究のみならず、QOLの向上、健康増進につながる医学、工学、看護学、健康科学など
を含めた幅広い分野での実用化を目指した応用的研究を積極的に推進することを目的としています。
各位のご協力により、
現在医学部をはじめとする松岡地区や、工学研究科、教育地域科学部の文京地区から多数の参加をいただき、活動してお
ります。
本年度も引き続きTRセンター活動を推進するため、新たにセンター構成員の募集のご案内をさせていただきます
ので、積極的なご参加をお願い申し上げます。

【センターの活動】
 @ 本センターに参加いただける教員が行うTR研究・QOLの向上に関する研究・健康増進に関わる研究等のライフ
   サイエンスに関連した幅広い応用研究に対し、研究課題を公募し、審査の上研究費助成を行います。

 A 毎年8月に研究交流会を開催し、参加教員が行っているTR研究・QOLの向上に関する研究・健康増進に関わる
   研究等に関する情報交換及び学内共同研究の促進を図ります。

  B 講演会やセミナー等を実施し、参加教員をはじめ全学の教員にTR研究に対する理解を深めると同時に、センター
   への参加、協力をお願いします。

 C センターでのTR研究の成果は、特許の取得や産官学の連携を通して実用化していくことが大切であり、医学部
   附属病院・治験先進医療センターや産学官連携本部と連携し、その実用化を目指します。

 D TRセンター参加教員は、ライフサイエンスイノベーション推進機構のもうひとつの部門であるライフサイエンス
   支援センターからのサポートを受けることが可能となります。

 E  毎年、活動報告書を作成し、研究成果を公表しております。

【本センター参加を希望される皆様へ】
 本センター活動に参加し、新たに構成員となられることを希望される方は、【平成25年7月12日(金)まで】に、
次の担当者宛まで返信フォームによりご連絡ください。また、生命科学複合研究教育センターとの重複参加も可能です。

 
なお、参加資格者は、次のとおりとする。
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  ・教員(特命教員を含む)  ・研究員  ・附属病院委員  ・臨床検査技師、診療放射線技師、
   臨床工学技士、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士、薬剤師、看護師
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【 担当者 】文京地区 … 総合戦略部門研究推進課研究施設(文京)担当 
            田口、中川(20592056)skksisetu@ad.u-fukui.ac.jp
      松岡地区 … 総務部 松岡キャンパス総務室 研究協力係
           喜多山 (2024)smtkenkyo-k@adu-fukui.ac.jp

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   ◆TRセンター参加申込書◆

   ◆所 属:           
   ◆氏 名:
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