各種申請書

各種利用申請

利用資格

本学の教職員または学生(動物実験従事者として大学より承認を受け、部門利用講習を修了した者)。
特別に許可を受けた学外実験者(様式6-1:部門利用許可願を提出)。

各種申請書(生物資源部門様式)

申請書名 内容
(1):部門利用申請書 部門利用を開始する場合:新規または年度初め
*複数人申請の際は、こちらに記入し申請して下さい。特別室についてはこちら
(2):部門利用停止届 部門利用を停止する場合:年度途中
(3-1):動物導入計画書 指定生産場から動物を導入する場合
(3-2):動物導入計画書 指定生産場以外の機関(国内・国外)から動物を導入する場合
動物搬入申請の項目を参照
(4):器材等持込み願 生物資源部門へ器材等を持込む際に申請1年間有効
(5):器材等貸出し願 生物資源部門器材の貸出し希望の際に申請期間限定
(6-1):部門利用許可願
(外部研究者用)
学外者(共同研究者など)が部門を一時実験利用する場合
(6-2):一時立入許可願 未登録者(見学者/関係業者など)が一時立入する場合
(7):チェックリスト 成果有体物の授受を行う場合 (MTA締結の確認など)
(8):SPF化依頼書 マウスSPF化
(9):胚凍結依頼書 マウス胚・精子凍結
(10):胚融解依頼書 胚・精子融解の際に提出
(11):感染実験申請書 感染性病原体を用いた動物実験を実施する際に提出
(12):組換えDNA実験申請書 組換えDNA接種実験を実施する際に提出
(13):ヒト組織移植実験申請書 人体組織移植実験を実施する際に提出
(14):X線照射実験申請書 小動物用エックス線照射装置を利用する際に提出
(A):発がん実験申請書 発がん物質等危険物質の投与実験を実施する場合 (動物実験委員会)

生物資源部門に導入可能な動物種

現在の飼養可能な動物種は、マウス、ラット、ハムスター、スナネズミ、その他小型齧歯類、モルモット、ウサギ、イヌ、マーモセット、カエルなどです。その他の動物種についてはお問い合わせ下さい。

生物資源部門の利用に関して

一般実験室の利用

一般実験室の利用に手続きは必要ありませんが、器具等の保管に実験室のロッカーを利用する場合は、別途申請してください。また部門内への機器/器材の持込には[様式4.器材等持込申請]が必要です。占有するような利用形態は避けてください。
一般実験室には手術用顕微鏡、吸入麻酔装置などが設置されています。

参考:薬物の適正な管理と使用方法

特別室の利用

手術室、X線照射室、微生物感染実験室、行動実験室、SPF室等を利用の場合、部門利用申請書 (様式1) の申請時に該当箇所に記入して届出ください。

手術室

手術用顕微鏡が設置されています(右図)。またX線撮影装置を使用することで、モニターしながら処置を行うことができます。

生物資源部門手術室利用上の注意事項

行動実験室

行動解析の測定装置が設置されています。明暗室では、通常の照明パターン8:00-20:00を実験目的により自由に設定できます。

安全管理に注意を要する実験室

感染実験、P2A組換え実験、人体未固定組織の動物への移植実験、化学有害物質投与等は計画段階において生物資源部門の実験動物管理者と協議してください。また様式11〜14の提出が必要となります。

感染実験室(小型げっ歯類)

BSL-2相当の実験が安全に実施できるように安全キャビネット、感染実験対応の飼育装置、両面扉型の高圧蒸気滅菌装置が設置されています(右図)。実験に使用した器材は、高圧蒸気滅菌装置で処理したのち、準備室側から安全に搬出・処理しています。ヒト由来のガン組織などを免疫不全動物に移植する実験なども移植組織の安全性が確認されるまで、感染実験室で実験を行います。

P2A実験室(小型げっ歯類)

感染実験室と同様に安全キャビネット、感染実験対応の飼育装置が設置されています。
また高圧蒸気滅菌装置も感染実験室と共用しています。

有害物質投与実験室(小型げっ歯類)

化学発ガン物質などの有害物質を投与し、これらの物質が排泄される間はこの実験室で飼育実験が行われます。感染実験対応の飼育装置、床敷チップ安全処理装置が設置されています。有害物質の取り扱いに際しては動物実験委員会への申請および承認が必要となります。

X線照射室 (小型げっ歯類用) およびX線撮影装置 (中大動物用) の利用について

X線照射装置(小型げっ歯類)の利用にあたっては申請書(様式15)を提出し、下記のエックス線照射室注意事項を参照下さい。

※X線照射装置は承認された人以外は使用できません。

承認が必要となる実験

該当する各申請書は上部よりダウンロードして下さい。

  1. 様式11:感染実験申請書
  2. 様式12:組換えDNA接種実験申請書
  3. 様式13:人体組織の動物への移植実験申請書
  4. 様式 A:発がん物質等危険物質投与実験申請書
  5. 様式14:X線照射室利用申請書

※必要事項を記入の上、部門事務まで提出してください。

1)〜3)については関連する委員会、4)については動物実験委員会の承認が別途必要です
5)については、放射性同位元素実験部門の規程に定める放射性同位元素等取扱い者として登録し、事前に許可を得ることが必要です。

麻酔薬、劇物、毒物等の管理

劇物、毒物、向精神薬に指定されている麻酔や鎮痛薬等は、本学の管理規程、法令に従い適切に使用、保管、廃棄処理して下さい。 本学ではエーテルを麻酔および安楽死目的に使用することは出来ません。

動物搬入申請

各種申請書(様式)

申請書名 内容
(1):部門利用申請書 部門利用を開始する場合:新規または年度初め
*複数人申請の際は、こちらに記入し申請して下さい。
(3-1):動物導入計画書 指定生産場から動物を導入する場合
(3-2):動物導入計画書 指定生産場以外の機関(国内・国外)から動物を導入する場合
(7):チェックリスト 成果有体物の授受を行う場合 (MTA締結の確認など)
(8):SPF化依頼書 マウスSPF化
(9):胚凍結依頼書 マウス胚・精子凍結
(10):胚融解依頼書 胚・精子融解の際に提出

動物の授受(搬入方法)

動物の授受は、実験動物の授受に関するガイドライン(国立大学法人動物実験施設協議会)に従って行われます。実験動物の譲渡書類リストを参照し、以下の書類(下線)を提出してください。また指定生産場以外の他研究機関等からの譲渡の場合は、予め生物資源部門との打ち合わせが必要です。

注意

遺伝子組換え動物を導入する場合は遺伝子組換え実験安全委員会への申請を行い、情報提供を受けた旨を委員会に報告して下さい。(窓口は松岡キャンパス総務室 研究支援担当)

詳細は利用者マニュアルを参照ください。

生物資源部門提出書類(必須

市販動物購入の場合

  1. 様式3-1:生物資源部門実験動物導入計画書(個体)
    納入希望日の3~4日前までには部門事務まで書類を提出してください。
    品質管理面で信頼性の高い指定生産場からの導入にあたってはモニタリング検査成績書をもって検疫に替えております。

他研究機関から動物を譲渡される場合

  1. 様式3-2:生物資源部門譲渡動物導入計画書(個体・凍結精子・凍結受精卵)
  2. 微生物モニタリングの成績書(別紙添付)
  3. 様式7:導入動物のコンプライエンスチェックリスト
  4. 実験動物授受のための動物健康及び飼育形態調査レポート(国動協様式4)
  5. 遺伝子組換え生物等 (第二種使用等) の譲渡等の情報提供書(遺伝子様式7-1)
  • 上記の書類による審査後、検疫の結果に問題がなければ生物資源部門へ導入できます。ただし、感染症防止のため個体(生体)での導入では、胚移植によるクリーニングを実施します。導入には時間と経費(利用者負担)がかかりますのでご留意ください。
  • 配偶子(胚・精子)での導入の際は、1.(様式3-2)、3.(様式7)、5.(遺伝子様式7-1)をご提出下さい。

また導入元の施設によっては、6. 実験動物の授受に関する研究機関承認・施設承諾確認書 (国動協様式3-1)の提出を求める場合もあります。

研究推進課/研究総務・センター担当へ提出(必須

  1. 福井大学・遺伝子組換え生物等 (第二種使用等) の譲渡等の情報提供書(遺伝子様式7-1)※譲渡終了後忘れずに届け出ること。ただし、同じ動物の場合は、1回の届け出で良い。

その他:譲渡者からの提出書類(依頼者保管等)

※必要に応じて、利用者で手続きを行って下さい。

国動協様式:最新版一括ダウンロード

搬入された実験動物の取り扱い

  • 導入動物(マウス、ラット)の検収方法: 市販のマウス、ラットの検収は利用者が行います。部門では入荷動物の輸送箱を消毒した後、指定の飼育室の前室まで搬入し、利用者に入荷をお知らせします。
    利用者は連絡を受けたら、速やかに動物の健康状態を確認し、異常がなければケージに移し、ラベルに必要事項を記入し、餌と水を与えて下さい。
  • 導入動物(マウス、ラット)の順化: 動物は輸送によるストレスを受けるため、新しい環境に慣れるまで一定の期間が必要です。1週間程度、順化を図る期間を考慮して実験を計画してください。
  • げっ歯類以外の動物(ウサギ、モルモット、イヌなど)の検収は部門職員が行います。イヌ、サルなどの自治体への登録等の手続きも部門で行っています。

適正な飼育の目安

動物種ごとに必要なケージの大きさ、床面積が決められております。以下の基準に従い収容し、ケージ交換を定期的に行ってください。過密飼育は動物福祉に反するだけでなく、動物にストレスを与え、実験成績に悪影響します。

ケージの種類 体重 収容匹数/ケージ
マウス 小ケージ
マウス 中ケージ
自動給水〜6(給水瓶: 〜5)
自動給水〜8(給水瓶: 〜7)
個別換気ケージ 自動給水~8(給水瓶: 〜7)
ラット用ケージ 200g未満
200g以上
~6
~2
ハムスター用ケージ ~4
モルモット用ケージ ~3

動物の授受(搬出方法) 実験動物を他研究機関に譲渡する場合

実験動物を他機関の研究者に譲渡する場合、1)情報提供、2)輸送の2点を適切に行うことが必要です。

  1. 情報提供(動物の健康状態等の情報、組換え動物の場合は、法令で定められた情報提供)
  2. 輸送はできるだけ動物に負担のかからない方法で行うことが重要です。空調が十分でない場合は、輸送箱あたりの匹数や輸送時期を考慮する必要があります。
  3. 部門内で飼養している動物について、動物の授受に関するガイドライン(国動協)による微生物検査および飼養に関するレポート等が必要な場合は、部門までご相談ください。