受託研究

発生工学支援

胚/精子凍結保存および凍結胚からのマウス復元、クリーニング(支援業務)

生物資源部門では様々な発生工学支援を行っております。

申請書名 内容
(8):SPF化依頼書 マウスの個体化、SPF化
(9):胚凍結依頼書 マウス胚・精子の凍結
(10):胚融解依頼書 胚・精子の融解
(xx):遺伝子改変マウス作製依頼書 ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変マウスの作製

ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変マウスの作製(共同研究)

概要

ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変マウスの作製は事前打ち合わせが必要となります。下記の共同研究内容を確認の上、生物資源部門(内線2581、2584)までご連絡ください。

料金

100,000円

ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変マウスの作製依頼にかかる費用として実費を依頼者負担とします。費用請求は、依頼者所属講座等へ生物資源部門使用料と合わせてご連絡致します。 基本料金は必要最低限の実費請求となっており、1回の依頼に対して100個以上の受精卵を用いて、最大3回までゲノム編集を行った受精卵移植を行います。3回の業務でゲノム編集個体が見られない場合はgRNAの配列が問題となっている可能性が高く再設計を検討します。
なお本サービスにおいては、標的部位や導入配列によって作製効率は大きく異なるため実験の成功を保証するものではありません。そのため基本料金100,000円は成功した際に請求致しますが、依頼者の事情により途中で実験を中断する場合にも料金を請求させて頂きます。また3回の業務で目的の個体が得られない場合は追加料金を請求させて頂きます。

基本料金に含まれる研究支援内容

  1. ターゲットgRNAの設計相談
  2. gRNA(またはcrRNA)、Cas9タンパクの調整
  3. 遺伝子導入(インジェクション・エレクトロポーレーション):最大3回
  4. 体外受精1回
  5. 受精卵凍結1回
  6. 受精卵の融解(最大3回)
  7. 採卵および体外受精に必要なマウス(♂1匹〜、♀6匹〜)

基本料金に含まれない品目・追加費用

  1. レシピエントマウス 10,000円/匹
    偽妊娠0.5日のレシピエントマウスを生物資源部門で準備します。インジェクション後、翌日2細胞期胚に成長したものを、20~30個/匹を目安に移植します。
    例)2細胞期胚数 80個の場合 レシピエントマウスに移植する胚数 20~30個/匹 10,000×4匹=40,000円

利用者にご準備いただくもの

  1. gRNA(crRNA、tracrRNA)、ターゲッティングベクター(ノックインまたはコンディショナルノックアウト動物の作製)

共同研究について

本発生工学研究支援は生物資源部門の活動の一部として行われるものとして、最初に報告される発表論文に共同著者として加えて頂くようお願い致します。また、作製された遺伝子改変マウスによって得られた研究成果(学会発表など)をお知らせ下さい。そのほか、遺伝子改変・ゲノム編集マウスの作製効率などの技術的なデータに関して、独自に発表することをお認め頂きますようお願い致します。