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遺伝子改変マウス作製受託サービスのお知らせ

ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変マウス作製の受託サービス

この受託サービスは、生物資源部門とバイオ実験機器部門が共同して行っています。

受付状況(2018.08.30) : 1件 (1件につき2~3カ月かかります。)

ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変マウスの作製依頼をする場合は、事前打ち合わせが必要です。下記の受託サービス内容を確認の上、バイオ実験機器部門の高木もしくは岸本(内線2488, 2489)までご連絡ください。

基本料金

チロシナーゼ遺伝子をノックアウトしたマウス(中央の白いマウス)

ゲノム編集技術を用いた遺伝子改変マウスの作製依頼にかかる費用は、実費を依頼者負担とします。費用の依頼者所属講座等への請求は、生物資源部門使用料と合わせてご連絡致します。
基本料金には、体外受精後、凍結保存した受精卵を用いた3回のインジェクションが含まれており、必要最低限の実費程度となっております。3回のインジェクションが含まれている理由は、インジェクションを連続して行う方が、時間および作業について節約できるためです。また、1回のインジェクションには200個程度の受精卵を用いる予定です。事情により途中で実験を中断する場合の費用は応相談となります。なお、本サービスにおいては、当該部門のスタッフが最善を尽くしてマウス作製を行いますが、実験の成功を保証することはできませんので予めご了承下さい。

基本料金 100,000円

基本料金に含まれているサービス

1)インジェクション操作3回
2)体外受精1回
3)受精卵凍結1回
4)受精卵の融解3回

基本料金には含まれていないサービスとその費用

1)研究者のターゲットcrRNA、tracrRNA、Cas9タンパク等
*依頼者による準備をお願いします。(作製方法、濃度などはバイオ実験機器部門に相談可能)
2)体外受精用マウス
*8~9週齢又は老齢♂マウス1匹を依頼者の所属講座等より発注をお願いします。飼育管理は生物資源部門で行います。
例) C57BL/6 9週齢 2,300円/匹×1匹=2,300円
3)採卵用♀マウス
*3週齢もしくは9週齢以上の♀マウス25匹を依頼者の所属講座等より発注をお願いします。
例) C57BL/6 9週齢 2,300円/匹×25匹=57,500円
4)レシピエントマウス
*偽妊娠0.5日のレシピエントマウスは生物資源部門で準備しますので、生物資源部門までご依頼ください。
*レシピエントマウス代 10,000円/匹
*インジェクション後、翌日2細胞期胚に成長したものを、20~30個/匹を目安に移植する。
例) 2細胞期胚数 80個の場合
レシピエントマウスに移植する胚数 20~30個/匹
10,000×4匹=40,000円

注意

1)上記金額は、生物資源部門の「マウス個体化に関するサービス業務」の価格を基に算出しています。
2)マウスの金額は、マウス系統、ブリーダーにより異なります。

お願い

当該受託サービスを利用した研究成果を発表する際は、当該部門の受託サービスを利用したことを記載していただけますようにお願いいたします。

申し込み先

ライフサイエンス支援センター バイオ実験機器部門
*申請後の申請者とバイオ部門、生物資源部門の打ち合わせの調整はバイオ実験機器部門が行います。
*報告書作成・請求はライフサイエンス支援センター 生物資源部門が行います。

遺伝子改変マウス作製依頼書

Word形式