医学部医学科では,大学の理念及び医学部の理念・教育目的・人材育成目標に基づき,卒業時に達成する学修成果を「アウトカム」として掲げ,それらを達成するのに必要な能力を「コンピテンシー」として設定しています。コンピテンシーを修得するために必要な体系的な教育課程の編成、教育・学修方法の導入を行い、学修成果の評価を実施します。
具体的な方針は以下①~③のとおりです。
① 教育課程の編成の方針
- 本邦における医学教育の指針である「医学教育モデル・コア・カリキュラム」に準拠します。
- 医療人として適切な倫理観,共感力,コミュニケーション能力,生涯学修への意欲などのメディカル・プロフェッショナリズムを涵養するカリキュラムを編成します。
- 本学の共通・教養教育の理念に基づき,医療人としてふさわしい良識・教養を養うための共通教育科目を編成します。
- 地域医療及び医療の国際化に貢献するための基本を修得するカリキュラムを編成します。
② 教育課程における教育・学修方法に関する方針
- 自学・自修の機会を十分に取り入れたカリキュラムにより、学生の能動的学修を促します。
- 統合型科目により、基礎医学および臨床医学を関連付けた学修を促します。
- 基礎医学の現場を体験する医科学研究研修の機会を設け、研究マインドを涵養します。
- 診療参加型実習(クリニカルクラークシップ)により、担当患者の診察・臨床推論・診療記録等の実践的能力、チーム医療の能力を育成します。
③ 学修成果の評価の方針
- 各科目は,予め定められた評価方法に基づき,厳格に成績評価を行います。
- 各アウトカム、コンピテンシーの達成度、および各学年までに身につけた知識や技能の総合的評価は「医学科アウトカム・コンピテンシー・評価対応表」により行います。
- 本学の医学教育をより良いものとしていくため,医学教育分野別評価基準等に基づいて,カリキュラムの評価と検証を行い,継続的に改善します。その評価・検証体制は「アセスメント・ポリシー」に示しています。