「医療MaaS」とは、周辺に医療機関のない地域に看護師を乗せた移動診療車を派遣し、公民館や患者の自宅付近などを巡回しながら医師がオンラインで診療するという新しい医療の形。福井県では現在、おおい町や小浜市で実証事業が行われています。
医学科では7月16日、松岡キャンパスで5年生全体118人を対象に「医療MaaS」実習を行いました。学生は4人1グループとなり、移動診療車に見立てた部屋と、診療室に見立てた部屋に分かれ、それぞれ、患者、看護師、医師の役を担当。症例は脳卒中や肺炎などの6つが用意され、患者はその役を演じます。症例を知らされていない医師役はオンラインで患者役の様子を見ながら看護師役に指示を出し、通信機能のある医療機器から届いた映像などを見ながら診療しました。
実習を終えた学生は「対面ならなんとなく分かって自分でやっていたことも、オンラインでは的確に判断して伝えないといけない(医師役)」「どう動いてよいか明確な指示がないと戸惑った。看護師さんの気持ちが分かった(看護師役)」「タイムラグがあるので先生が無言だと不安を感じた(患者役)」と想像以上の体験に学ぶことも多かった様子。企画した山村修教授は「初めての学生にとって良い経験になったと思う。実際に見ることも触ることもできないオンラインでは、深い知識が必要。これからの時代はそのようなレベルを上げた診療が求められる」と思いを語りました。







