福井大学医学部卒業生
及び
福井大学医学部在学生・ご父兄の皆様へ
福井大学
医学部長
眞弓 光文
微量採血器具の不適切使用について
この度、医学部の実習中において、採血器具の不適切な取扱いを行っていたことが判明しました。
この不適切な取り扱いとは、血糖値の測定のために指先から微量の血液を採取する器具を使っての採血実習において、本来キャップ部分も含めて取り替えるべきところを穿刺針部分のみを取り替え、キャップ部分についてはアルコール消毒のみで再使用していたものであります。
臨床実習で、医学科では平成14年度以降最大356名の学生、看護学科では平成16年度、17年度に最大50名の学生に不適切な使用がなされた可能性があります。この実習では、穿刺針部分は取り替えていること、医学部学生は実習前に肝炎検査を実施し、陰性の者にはワクチン接種済みであること、国内ではこのような取扱いによる感染例が報告されていないこと等から感染の恐れは極めて低いものと考えております。
不適切な使用をした可能性のある方々には直接お詫びのお手紙と不安を取り除くために希望があれば血液検査を実施する旨、別途郵送済みであります。
ここに、関係各位にご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げるとともに、今後かかることのないよう充分に気をつけて医学教育を行ってまいります。
【本件に関する問い合わせ先】
〒910-1193 福井県吉田郡永平寺町松岡下合月23-3
福井大学松岡キャンパス学務室 医学教育第一係
電話 (0776)61-3111