本学が以下のプレスリリースを行いました。
大腸癌のはじまりのメカニズムを解明
“がん幹細胞性を誘発する転写メカニズムと治療標的の同定”(研究成果)
福井大学医学系部門医学領域の 青木 耕史(あおき こうじ)教授らは、β-cateninがNELF複合体やPAF1 複合体などを介してRNA Pol IIを活性化することにより、がん幹細胞関連遺伝子群の発現を誘導することなどを明らかにしました。さらに、PAF1複合体の下流分子であるCDK12を阻害することでがん幹細胞性を低下させることに成功しました。
本研究により大腸癌の根源となるがん幹細胞性を誘発・維持する遺伝子発現制御機構を明らかにし、大腸癌の新たな治療標的の候補を同定しました。
本研究成果は、英国科学誌「Oncogene」に2024年1月5日(電子版)に掲載されました。
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