内分泌代謝内科では、日本内科学会、日本内分泌学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本動脈硬化学会、日本老年医学会、日本腎臓学会等の充実した専門医により、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎の疾患など専門性の高い内分泌症患者に加え、高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の診断と治療を、患者さんの個々の病態に応じてきめ細かく行っています。症例により薬物療法のみならず栄養、運動療法の具体的計画と継続状態を毎回の診察に合わせて評価し、適切な治療に生かします。高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病など、心腎血管病に対する複数の危険因子を、総合的に管理し、臓器寿命を延ばすことで患者さんの健康と長生きに貢献します。
　特に糖尿病に関しては、チームガンバロッサと銘打って、医師ならびに糖尿病療養指導士（糖尿病の指導資格を持った看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士など）が協力して、糖尿病患者さんのチーム医療を推進しています。糖尿病透析予防チームも立ち上げ、腎症の進行防止に尽力しています。病棟では糖尿病の患者さんを対象に糖尿病教室を毎日開催し、糖尿病外来では栄養相談、運動療法など生活習慣を改善することを目標に各々の患者さんに応じた指導を行っています。糖尿病の皆様の親睦団体である“医糖会”の活動もチームで活発に行っています。
　近隣の医療機関との綿密な連携をめざし、特に高血圧や糖尿病の管理が困難で診療に難渋している症例についてご紹介いただき、最先端の知識と技術で専門的に診断し、より適切な治療法をご提案して患者さんをお返しするように努めています。