福井大学医学部医学科では、医学部の理念のもと、卒業時に達成すべき学修成果をアウトカム(学修成果)として定め、それらを達成するために卒業までに修得すべき能力をコンピテンシーとして設定する、アウトカム基盤型教育(Outcome-Based Education, OBE)に基づいた教育プログラムを構成しています。
本学のアウトカムは3項目からなり、それぞれのアウトカムに必要なコンピテンシー大領域を8項目設定しています。さらに、コンピテンシー大領域のそれぞれを具体的な能力として表した36項目の小領域を設定しています。アウトカム、コンピテンシー大領域、小領域の詳細は、ディプロマ・ポリシーに記載します。
このアウトカム基盤型の教育プログラムでは、卒業までにコンピテンシーを順次修得できるようカリキュラム・ポリシーを定めてカリキュラムを構成し、医学教育のガイドラインであるモデル・コア・カリキュラムに準拠するとともに、本学の特色ある教育を含めています。そして、これらの修得状況は、各年次・各科目におけるコンピテンシー小領域に対応したそれぞれの達成レベルによって評価し、単位として認定します。さらに卒業時には、最終的にアウトカムを達成できたかどうかを評価(アウトカム評価)し、学位を授与します。
アウトカム基盤型教育における「理念—アウトカム−コンピテンシー−カリキュラム−アウトカム評価」の関係を次に示します。
アウトカム基盤型教育の全体像
理念
アウトカム(学修成果)
コンピテンシー(修得すべき能力)
カリキュラム(教育課程)
アウトカム評価
学位の授与