2019/02/10 第11回てつがくカフェ「ひとを理解するとは?」@Fスクエアを開催します。
Fスクエアでの第11回てつがくカフェを開催します。
実施日 : 平成31年2月10日(日) 13:00~15:30
場 所 : 大学連携センター Fスクエア(福井駅東口 アオッサ7階)
テーマ : 「ひとを理解するとは?」
“理解する”という言葉は、一般的によく使われる言葉です。異文化を“理解する”。何かを学び、さまざまな知識を“理解する”。そして、誰かの気持ちを“理解する”。
私たちひとは、ある意味においてとても不確かな存在です。無意識のうちに習慣化された言葉遣いやしぐさ、癖などはあっても、それは確かな恒常性を備えたようなものではありません。また、ひとの気持ちの揺れ動きや行動のばらつきは、何らかの具体的なルールに則って動かされているわけではないため、同じ一人の人間のなかにあっても、またある集団のなかにおいても、当然のことながらそれらには不確実さや不安定さ、そしてある種の多様さが纏わり付いてこざるを得ません。そういった意味からすれば、この自分のことでさえ理解が困難であるにも拘らず、さらに自分以外の他者を理解するということなど可能なものなのでしょうか。それ以前に、そもそも“ひと”と呼ばれているものを“理解する”とはどのような事態を指す言葉なのでしょうか。
今回の「てつがくカフェ」では、普段何気なく使っている“ひとを理解する”という言葉に、参加者の皆さんとの対話をとおして、あらためて辞書では表せない意味を見出していきたいと思います。そうすることで、今度は、さらにひとである“患者を理解する”ということの意味へとしっかりと考察が深められていくような気がするのです。みなさまぜひご参加ください。
福井大学医学部医学科4年 渡邉佑衣
参加無料、事前申し込み不要。
どなたでもご参加いただけます(途中退出も可能です)
○ファシリテータ:西村 高宏(福井大学医学部 医学教育・倫理学分野)
○ファシリテーション・グラフィック:近田 真美子(福井医療大学 保健医療学部)