福井大学医学部 脳神経内科のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
2025年1月より脳神経内科教授を務めております、西山 康裕(にしやま やすひろ)です。
当教室は、2024年12月まで「内科学2」として消化器内科と脳神経内科を担当しておりましたが、2025年1月から脳神経内科として独立し、新たなスタートを切りました。立ち上げ間もない教室ではありますが、そのぶん若さと活気に満ちた、明るくフレッシュな雰囲気の中、魅力ある教室づくりに取り組んでいます。
脳神経内科では、脳梗塞やけいれん、認知症、パーキンソン病、自己免疫性疾患、筋疾患など、幅広い神経疾患に対応しています。神経診察に対して「難しそう」と感じる方も多いかもしれませんが、実際の患者さんを診ながら学ぶことで、自然と力がついていきます。特に、入院患者の多くを占める脳血管障害では、診断から治療方針まで自分で考えられるようになることが、脳神経内科医としての大きな自信につながります。
脳神経内科の面白さは、診察の組み立てや診断を導き出すプロセスにあります。当科では、大学病院らしい高度な検査に加えて、福井大学ならではのPETなどの画像診断も活用しながら、より確かな診療をめざしています。
脳神経内科は、これからの時代ますます重要になる分野です。高齢化にともない患者さんは増え続けており、私たちは診療の質だけでなく、研究や教育にも力を入れて、日々熱意をもって取り組んでいます。また、今後の医療において大切になる「患者さん中心の医療」にも真剣に向き合っていきたいと考えています。
脳神経内科に興味のある方には、まず幅広い神経疾患にしっかりと向き合ってもらい、その後は研究や留学などを通して、専門性を深めていってもらえたらうれしいです。私たちも、全力でサポートしていきます。
福井大学は、県内唯一の医学部として、地域医療の最後の砦という自覚を持ち、未来を担う人材の育成に力を注いでいます。私自身も深い縁があって福井にまいりました。出身大学などは問いません。福井大学・福井県を大切に思って、福井の地で私たちと一緒に脳神経内科を盛り上げてくれる方を心から歓迎します。
まずはぜひ、気軽に見学にいらしてください。お会いできるのを楽しみにしています!
どうぞお気軽にお問い合わせください。お待ちしています。
令和7年4月吉日
福井大学医学部医学科脳神経内科学
教授 西山 康裕