女性のライフサイクルにおける健康問題と看護について、教育・研究活動を行っています。
また、福井県内で唯一、助産師の養成を行っています。(選抜制・若干名)
研究室紹介
育成期看護学分野では次世代の健康・養育を担う女性と子どもに焦点を当てています。そのため次世代を産み育てる女性のライフサイクルすべてに関わる健康支援、健康問題に対する教育、研究活動を行っています。教育分野では母性看護学・助産学と小児看護学の2分野がありますが、次世代の健康支援には母子を一つとして関わる看護が必要とされているため、一領域として講義や演習、実習を通じて、母子看護、助産学実践能力を高める取り組みをしています。
研究活動では育成期看護学分野の専門家集団が、「妊娠力維持の支援」「生殖医療による妊娠・出産経過のリスク検討」「妊娠前教育」「思春期健康教育」「思春期貧血」「子どもの災害支援」「女性特有のがん検診の意識・知識」「母乳栄養支援」などを課題として、施設や地域連機を重視した研究を実施しています。
大学院では専門看護実践に根ざした研究テーマに積極的に取り組み、修了生は地域の周産期医療・看護のリーダーとして活躍しています。
助産師教育課程
本学は、福井県で唯一の大学教育4年間の中で助産師養成ができる教育機関です。ぜひ、日本のなかで極めて出生率や合計特殊出生率が高い福井県内の施設で助産学実習をし、福井県の母子保健の現状を実感してみませんか。次世代の健康を担う専門職は助産師です。ぜひ挑戦してみませんか。
本学では助産師養成課程は、統合カリキュラムのなかで教育を行うため、1年次から基礎的教育を受け、3年次前期に専攻を決定します。4年次に助産のコアになる専門科目を講義、演習、実習で履修します。教育内容は基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健、助産学実習で構成され、特に病院や助産所で実施される3か月間の臨地実習を重視し、自ら判断し主体的に実践できる豊かな人間性を備えた助産師教育を実践しています。
主な研究テーマ
- 生殖看護に関する研究
- 助産能力向上のための実践プログラムの開発
- 親世代・子ども世代に対する子宮頸がんワクチンの知識向上に関する研究
- 更年期女性の受診行動と保健行動に関する研究
- 医療的ケアの必要な子どもを持つ母親の災害への備えに関する研究
- 産褥早期、母乳に関する研究