北信がんプロ 看護セミナーを開催致しました。
令和4年11月29日(火)福井大学医学部看護学科棟2階 看護大講義室において、「がんを持つ親とその子どもへのグリーフケア」をテーマに、看護セミナーを開催し、看護学科生、看護師、福祉従事者など120名が参加しました。
グリーフとは、「悲嘆」を示す言葉で、「死」や「別れ」だけではなく、日常生活における大切なひと、大切なもの、大切なことを失う喪失体験に伴って生じる様々な反応を意味します。近年、子育て世代のがん患者が増加しているといわれ、グリーフを抱えた子どもの心に寄り添い、子どもが立ち直り、希望を持つことができるように支援することが必要とされています。
ゲストスピーカーの修文大学看護学部看護学科 小島 ひで子 教授は「子どもたちがグリーフの思いを表に出し、自らその思いを整理し向き合えるようサポートしていくことが、重要な点だと考えています」と講演。参加者からは「発達段階に応じたかかわりが必要」「がんである親が子どもにどう伝えたいかをきちんと確認することが大切だと思った」といった感想があり、がん患者とその家族、子どものケアの重要性を学んでいました。