北信がんプロ 県民公開講座「がん診療最前線」を開催致しました。
令和5年11月3日(金・祝) 最新のがん診療の啓蒙を目的に、県民公開講座
「がん診療最前線~次世代のがん治療が始まる~」を福井大学文京キャンパスで
開催しました。医学部附属病院の5名の専門医師が登壇し、会場63名、WEB
149名が参加しました。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科の菅野真史助教は甲状腺腫瘍の耳後部法による内視鏡補助下
甲状腺手術について講演。「従来の甲状腺の内視鏡手術は器具を鎖骨の下部から挿入
していたが、この手術法は耳後部から挿入するので手術跡があまり目立たない。本院
は多くの手術例があり、しかも保険が適用される。安心して手術を受けてほしい」と
紹介しました。
がん診療推進センターの廣野靖夫センター長は、がん治療のための栄養について講演。
「がん治療の成績が栄養状態で大きく左右されることが判明してきた。栄養状態不良
な方の改善を医療者が図るだけでなく、治療中に栄養状態を悪化させない工夫が患者
さんご自身にも必要」と話しました。
他にも子宮がん、大腸がん、神経膠腫(グリオーマ)の診療や治療についてわかりやすく講演しました。
本学ではがん診療の啓蒙活動を通じ、早期の発見・治療・復帰ができる社会の実現に向け、最新の情報発信を行っていきます。
公開講座当日の様子は近日公開予定です。