福井大学医学部

地域健康学講座

事業報告

2024年

2024/11/16 福井大学公開講座「保健所から発信する感染予防・災害対策~「いつも」の備えと「もしも」の備え」 @福井大学アカデミーホール(文京キャンパス)

日程 事業名 事業内容
11月16日(土) 保健所から発信する感染予防・災害対策~「いつも」の備えと「もしも」の備え~ 福井大学アカデミーホール(文京キャンパス)にて当講座 第2回目となる公開講座を開催いたしました。

1.能登半島地震の被災地・被災者救援から学んだ食に関する「いつも」の備えと「もしも」の備え
  福井県丹南健康福祉センター 健康増進課 管理栄養士 西尾 裕子

2.みんなでやろっさ、感染対策
  福井県福井健康福祉センター 地域保健課 保健師 市川 宏枝

3.災害発生時の「動き」から理解するからだとこころの備え方
  福井県丹南健康福祉センター 地域保健課 医師 島田 真行

おかげさまで30名超の来場をいただき、白熱した講演会となりました。
ご聴講いただいた皆様、ご講演いただいた先生方、ご協力いただきましたスタッフの皆様に御礼申し上げます。

日程 事業名 事業内容
7月5日(金) 羽水高校1年生プロジェクト学習
「地域発見講座」
福井県立羽水高等学校 『地域発見講座』という探究授業の中で、「地域医療について」お話しさせていだきました。

まずは、医者の仕事の疑似体験と総合診療医や地域保健の役割についてお話しし、突飛な質問にも積極的に答えてもらいました。
COVID-19の流行など身近な話も交えつつ、現在の少子化、高齢化、医療費増大、複雑化した社会の影響とその課題についてお話しし、その課題に対しての各地の取り組みをお話しさせていただきました。
高校1年生にとっては縁遠い内容かと思いましたが、新鮮に映ったのか、みなさんとても真面目に聞いてくれました。
後半のグループワークでは、各班から質問が飛び出すなどとても前向きで好感触でした。
将来医療関係への就職も考えている方も多いようでしたが、それ以外の方も興味を持ってくれた方がいたようでした。
授業後のアンケートでも、地域医療に興味が持てたという意見や、地域医療に対する考えが身近になったなど嬉しい感想をいただきました。
今後も1年半、自分で課題を設定して、探求を続けるとのことで成長が楽しみです。
貴重な授業の、機会をいただき、羽水高校の教員・生徒の方々、誠にありがとうございました。

日程 事業名 事業内容
5月24日・5月31日・6月7日・6月21日 社会と医学・医療Ⅱ実習
(環境保健学・地域健康学講座)
医学科4年生全員(110名)が保健所実習を行いました!!

昨年度に引き続き、今年度も医学科4年生全員(110名)が保健所での実習を行いました。
2024年5月24日、5月31日、6月7日、6月21日の4日間の間に、福井、坂井、奥越、丹南、二州の各健康福祉センター(保健所)に分かれて、各班丸一日の実習を行いました。
坂井健康福祉センターでは、高木所長を中心に準備いただいた職員向けの感染症災害対策訓練に参加しました。
PPE着脱訓練では、事前に設定やシナリオを学生も確認しており、スムーズに進行しました。
タイベックススーツの着脱は二人がかりで、汚染されないような手袋の脱ぎ方など配慮が必要なこと、清潔・汚染区域の確認し足を下すことなどを体験しました。
患者移送訓練では、患者役も学生が行い、声かけをしてもらう重要性を再認識しました。
アイソレーションでは、内部にいると密閉感や温度の辛さなどを実感しました。
送風機の音で声が聞こえづらく、大声でないとコミュニケーションを取れないことなど貴重な発見や体験を得ました。
また、高齢者の方の車椅子への移乗時の手順や配慮の必要性を実感するなど、学ぶ点が非常に多い実習だったという声が聞こえました。
二州健康福祉センターでは、四方所長を中心に準備いただき、感染症事例と、精神保健事例についてシミュレーション形式で、実戦的な判断を質疑応答で進めていくスタイルでの実習を受けることができました。
四方所長の豊富な経験を生かしたエピソードを面白くお話しいただき、今後の医師人生にも財産になる貴重な学びになりました。
質疑応答の時間には「どうして保健所長になったのか?」、「夜間対応の年間回数」、「人手不足対策について」、「人生の岐路の判断」、「失敗談」、「保健師と医師の職種の違い」、「毎年の企画の進め方」など、話しやすい雰囲気の中、質問が途切れず非常に盛り上がりました。
質疑を通して、保健所長の仕事の面白さ、判断の難しさと責任の大きさを学んでいました。
他の健康福祉センターでも、グループワークや模擬ディスカッションなど、工夫をこらした実習内容で、保健所の業務や実際を知ることができたとの感想が聞かれました。
4年生の皆さん、1日お疲れ様でした。また実習のために1ヶ月以上前から準備いただいた各健康福祉センターの皆様、実習にご協力いただいた施設・スタッフの方々、誠に有難うございました。

2023年

2023/12/09 福井大学公開講座「難病とともに生きる」 @国際交流会館
日程 事業名 事業内容
12月9日(土) 福井大学公開講座

「難病とともに生きる」

国際交流会館第1・2会議室で当講座第1回となる公開講座を開催しました。

1.保健所における難病患者さんの支援について

丹南健康福祉センター武生福祉保健部 光川 碧

2.遺伝カウンセリングって何? -遺伝の不安にお応えします-

福井大学医学部附属病院遺伝診療部 遺伝カウンセラー 池田 和美

3.難病の患者さんを支える手 -地域保健と遺伝診療-

福井大学医学部地域健康学講座 井川 正道

ご聴講いただいた皆様、ご講演いただいた先生方、ご協力いただきましたスタッフの皆様に御礼申し上げます。

10月6, 7日(金, 土) 第63回

全国国保地域医療学会

講座よりポスター発表を行いました。
  • 井川 正道「保健所における医師確保と地域保健の推進を目指す「地域健康学講座」の新設と活動紹介」
  • 松永 晶子「認知症を呈する橋本脳症 〜治る認知症を見逃さないために〜」
  • 島田 真行「福井県における新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の傾向とプライマリ・ケアの現場で罹患後症状に対し治療が奏効した2例」

発表に際しご協力いただきました方々、また当日ご聴講いただいた皆様に、感謝申し上げます。

8月28日(月) 公衆衛生医師

就職説明会

  • 医学生、研修医、臨床医を対象に実施
  • 保健所の業務や公衆衛生医師の実際、当講座の役割等

ご来場いただいた先生方、ありがとうございました!

7月4日(火)〜7月7日(金) 地域包括ケア実習
  • 本学医学部5年生を対象に実施
  • 県内6ヶ所の健康福祉センター(保健所)へ赴き、地域保健分野の実際を学習

5年生の皆さん、お疲れ様でした。実習にご協力いただいた施設・スタッフの方々、ありがとうございました。

 

地域健康学講座研究室