研究室紹介
研究 -10年の足跡-
免疫学
Ⅰ. In vivoにおけるT cell activation / proliferationのassay systemを確立し、以下の研究を行った。
(i)T cellsのperipheral toleranceの機序
(ii) Memory T cellsへの分化
(iii)T cell responseのup-regulation / down-regulationに関与する分子の解明
Ⅱ. Ⅰ(iii)で明らかとなった分子による自己免疫疾患の発症と予防。
寄生虫学
学振科研:基盤(B;海外調査)「東アジアにおける新興・再興感染症拡散に係る媒介動物の分布様式の解明」、「アジアにおける媒介動物の分布特性に基づく新興再興感染症の拡散経路の解明」および「環東シナ海地域に収斂される媒介動物の分布特性に基づく新興再興感染症拡散経路の確定」の代表を2001年以降3年ずつ延9年間。また、基盤(C)や萌芽の代表が各1、基盤(C)の分担は4、財団助成は1。
厚生科研: 2006年から新興再興感染症研究事業「リケッチア感染症の国内実態調査及び早期診断体制の確立による早期警鐘システムの構築」、続いて「リケッチアを中心としたダニ媒介性細菌感染症の総合的対策に関する研究」を3年ずつ分担。
教育
免疫学
Advanced course免疫(3年次生)を担当
寄生虫学
必修科目:寄生虫学を「生体と医動物」という視点から、国内での重要度から、講義項目を選定。環境保健学実習の学生受け入れも継続し、県内疫学調査を指導。
選択科目:上記必修項目の変更で欠ける海外対応の内容をアドバンスト「熱帯医学」として新設し、学外からも多彩な講師を招聘。
研究室配属:開始当初から2~6名を受け入れ、主にフィールド調査の面から啓発。
臨床・診療
当該領域に関わる疾患につき、本学附属病院ないし県内外医療機関からの試料検査や診断上の問合せを受けることで臨床(診療)に対応。