同窓会誌
同窓会会長ご挨拶
福井大学医学部第二内科同窓会
第三代会長 得田 彰

同窓会10周年への感謝
同窓会会員の皆さまには、日頃より福井大学第二内科の発展と同窓会の運営にご協力賜り厚く御礼を申し上げます。この度、2023(令和5)年2月の総会にてご承認いただき同窓会会長に就任いたしました。未熟ではありますが、第二内科同窓会会長として、会員の皆さまからのご支援ご協力を賜りながら責務を果たす所存ですのでよろしくお願い申し上げます。
野村前会長は、加藤初代会長、中本教授と共に同窓会設立に関わり、2017年に加藤先生が退任された後、6年間にわたり同窓会の発展にご尽力されました。この間、コロナ禍のこともあり運営が困難な時期でもありましたが、総会をハイブリット形式で行うなどして、同窓会が10周年を迎えることができたのも野村先生のご尽力の賜物と感謝いたします。このままお力を振るわれると思っておりましたが、次の世代に交代が必要との考えで誠に残念ですがご退任されることになりました。野村先生のお力はまだまだ必要なので引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

第十三回福井大学医学部第二内科同窓会 令和7年2月22日
第二内科出身者の連携に期待
私は、福井医科大学の第一期生で1986年に卒業とともに、中崎、道鎮、佐藤先生と共に第二内科へ入局しました。ちょうど野村前会長が医局長で、僕たち4人を熱心に勧誘していただいたことを覚えています。入局時は医局員が新入医局員を合わせて14人と非常に小規模でした。附属病院も開院したばかりで、いろいろと雑用が多い中、また、研究の器材もそろっていない状態で研究も大変な中、第二内科の先輩先生方は私たちを温かいながらも厳しく一人前に育ててくださいました。大変だったことも多かったのですが、あの頃は病棟対抗の綱引き大会などがあり、楽しい思い出もたくさんあります。14人の小規模な医局が、今や中本教授のもと大所帯になり、しっかりとした教育方針のもと、毎年新入医局員を迎えますます発展していくことになります。
さて、第11回同窓会総会と懇親会は、2月18日にザ・グランユアーズ3階天山の間にて、ハイブリット形式にて開催されました。今年は、新型コロナウイルス感染症が落ち着く中、昨年まで影を潜めていたインフルエンザが年末から感染者が出始め、ちょうど流行のピークと重なる時期の開催となりましたが無事に終了することができました。感染症対策に万全を期し、食事等を含めコロナ前の形式に戻せたのは、皆さまのご協力の賜物と考えます。
ところで、新型コロナウイルス感染症は、5月8日からインフルエンザと同じく5類感染症の分類となります。これに伴い、医療体制をどのようにコロナ前の状態に戻すかはこれから試行錯誤を繰り返しながら進めていかなければならないと考えます。5類に変わったとは言え、ウイルス自体の感染力は変わっておらず、少し油断するとすぐ大きな感染症の波が来る可能性があります。また、今後同様にパンデミックを起こす新たなウイルスが発生する可能性もあり、今回の状況を分析し、反省も踏まえより良く対応するべき方針を決めておかなければなりません。これには、行政、大学、基幹病院や地元の医師会の連携が必要です。幸い基幹病院にも、医師会の理事にも、第二内科出身の医師が多数おりますので期待が持てると思います。

会員の互助となる活動を
最後に、第二内科同窓会は、12年目を迎えます。毎年新入医局員を迎えますます規模が大きくなっていきます。一方、毎年のように退局して他大学へ行ったり、病院に就職したり、開業したりする先生もおります。同窓会は第二内科の発展を支えまた会員先生方の親睦の場となります。今はまだ力不足ではありますが今後、医局内だけでなく医局外の会員皆さまの互助になるようなことができればよいと思っております。今までは副会長の立場で、加藤初代会長や野村前会長の後ろでのほほんとしておりましたが、皆さまのご協力のもと微力ながら努力する所存であります。今後とも皆さまのさらなるご支援ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

第11回同窓会賞表彰式
福井大学医学部第二内科同窓会 役員名簿

第一代同窓会会長 加藤 卓次 会長のご挨拶
第二代同窓会会長 野村 元積 会長のご挨拶
教室の歴史

初代教授:藤木 典生 先生
(昭和56年4月~平成6年3月)
京都府立医科大学出身
専門:人類遺伝学
1982年フランス大統領より国家功労賞
シュバリエ賞を授与される。
1990年日本人類遺伝学会総会を開催。
温厚な性格で人望も厚く、教室の基礎を
築かれた。

第二代教授:栗山 勝 先生
(平成6年9月~平成22年3月)
鹿児島大学出身
専門:神経内科学
熱意あふれる指導を行い、学生からの人気
も高く、消化器、神経内科ともに多くの
第二内科入局者を集めた。
2011年日本神経治療学会総会を開催。
| 1981年 | 4月開講。藤木典生教授、郡大裕助教授着任。 |
| 1982年 | 森田益次講師着任。 |
| 1984年 | 加藤卓次助手が講師に昇任。 |
| 1985年 | 平山幹生講師着任 |
| 1986年 | 森田益次講師が滋賀県立短期大学教授に転出。 |
| 1987年 | 武藤多津郎助手が米国NIHに留学。 |
| 1994年 | 3月藤木典生教授定年退官。9月栗山勝第二代教授が鹿児島大学より着任。 |
| 1995年 | 加藤卓次講師が福井県立大学教授に、郡大裕助教授が愛生会山科病院副院長にそれぞれ転出。平山幹生講師が助教授に、武藤多津郎助手・東健助手が講師にそれぞれ昇任。 |
| 1999年 | 伊藤義幸助手が米国ワシントン大学に留学。 |
| 2001年 | 平山幹生助教授が春日井市民病院神経内科部長に転出。 東健講師が助教授に、米田誠助手が講師にそれぞれ昇任。 山崎幸直助手が講師(光学医療診療部)に昇任。 |
| 2002年 | 武藤多津郎講師が藤田保健衛生大学助教授に転出。 須藤弘之助手が米国ワシントン大学に留学。 |
| 2003年 | 伊藤信之助手が講師に昇任。 |
| 2004年 | 濱野忠則助手が米国Mayo Clinic Jacksonvilleに、大谷昌弘助手が米国MITにそれぞれ留学。 |
| 2005年 | 東健助教授が神戸大学教授に転出。 伊藤信之講師死去。 |
| 2006年 | 藤木典夫初代教授死去、享年77歳。 米田誠講師が助教授に、山崎幸直講師が助教授(光学医療診療部)に、伊藤義幸助手・濱野忠則助手が講師にそれぞれ昇任。 |
| 2007年 | 藤井明弘助手が英国ケンブリッジ大学に留学。 |
| 2010年 | 栗山勝教授が退職、大田記念病院院長に転出。伊藤義幸講師が東海中央病院に転出。 須藤弘之助教が講師に、山村修助教が講師(地域医療推進講座)にそれぞれ昇任。 |
| 2011年 | 中本安成第三代教授が金沢大学より着任。 |
| 2012年 | 山崎幸直准教授(光学医療診療部)が福井赤十字病院消化器科部長に転出。 平松活志准教授(光学医療診療部)が富山県立中央病院より着任。 |
| 2013年 | 米田誠准教授が福井県立大学教授に転出。 濱野忠則講師が准教授に、須藤弘之講師が准教授(地域高度医療推進講座)にそれぞれ昇任。 井川正道助教が米国NIHに留学。 |
| 2016年 | 須藤弘之准教授(地域高度医療推進講座)がJCHO福井勝山総合病院副院長に転出。 根本朋幸助教が講師(地域高度医療推進講座)、大谷昌弘助教が講師にそれぞれ昇任。 |
| 2017年 | 林浩嗣助教が講師に昇任。 |
| 2018年 | 林浩嗣講師が福井医療短期大学教授に転出。 根本朋幸講師(地域高度医療推進講座)が講師(内科学(2))に就任。 井川正道助教が講師(地域高度医療推進講座)に昇任。 |
| 2019年 | 栗山勝第二代教授死去、享年71歳。 根本朋幸講師が越前町国民健康保険織田病院副院長に転出。 松田秀岳助教が講師に昇任。 |
| 2021年 | 山村修講師(地域医療推進講座)が教授(地域医療推進講座)に昇任。 |
| 2022年 | 平松活志准教授(光学医療診療部)が福井県済生会病院内科部長に転出。 大谷昌弘講師が准教授(光学医療診療部)に昇任。 |
| 2023年 | 井川正道講師(地域高度医療推進講座)が教授(地域健康学講座)に昇任。 髙橋和人助教が講師、内藤達志助教が講師に昇任。 |
| 2024年 | 松田秀岳講師が福井総合病院消化器内科部長に転出。 野阪拓人助教が講師に昇任。 |
| 2025年 | 西山康裕第一代脳神経内科学分野教授が日本医科大学より着任。 中本安成第三代内科学(2)分野教授が第一代消化器内科学分野教授に就任。 濵野忠則准教授(地域高度医療推進講座)が金沢医科大学高齢医学科特任教授に転出。 |
未来のProfessor

第二内科開局当時は、他大学出身のスタッフにより運営されてきました。
しかし、平成23年1月現在では本学卒業生、および福井大学医学部第二内科出身のスタッフが大半を占めており、着々と実力をつけてきていることがわかります。

第二内科は歴史の浅い医局ではありますが、教授、准教授として多くの先輩方を輩出しています。次は、本学卒業生の教授を輩出していくことが期待されます!

第二内科の関連施設としては、福井赤十字病院、福井済生会病院、福井県立病院、福井総合病院をはじめとし、多くの基幹病院に医師を派遣しており、地域医療に貢献しています。
日本銀行は、銀行の銀行、大学病院は、病院の病院、なのです。

第二内科では図のように多くの先輩方が海外で研鑽をつまれています。専門医、学位をとったみなさんや希望者は全員留学できるよう考慮していきます。

第二内科では図のような国内留学先で研鑽をつんできました。第二内科で基本を学び、希望に応じ有名病院で活躍することが望ましいです。
連絡
下記の第二内科同窓会事務局までご連絡ください。
TEL:0776-61-8351 FAX:0776-61-8110
E-mail:reunion-med2-owner # ml.u-fukui.ac.jp ※ # は @ に置き換えて、スペースは詰めて下さい。







