福井大学医学部

脳神経外科学

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第31回日本頭蓋底外科学会

 7月11日(木)~12日(金)に神戸にて、第31回日本頭蓋底外科学会が開催されました。教室からは、菊田教授がシンポジウム「手術計画に有用な画像」で「前方循環未破裂脳動脈瘤における鍵穴クリッピングの適応と開頭決定のための3Dシミュレーションの重要性」について、小寺がシンポジウム「頭蓋底手術後の整容と機能再検」で「整容と機能温存に配慮したorbitozygomatic craniotomy」について発表しました。

 後者のシンポジウムは私以外は形成外科の先生方で、前半は主に顔面神経麻痺に対する形成外科的治療、後半は主に開頭術後の顔面変形に対する形成外科的治療の発表でした。聴神経腫瘍術後年月が経った顔面神経麻痺でも、静的再建術などの組み合わせで患者のQOLが改善することを知り、毎度のことながら形成外科の先生方の技術に感心すると同時に、脳外科術後の整容にもご尽力されていることに感謝しました。

 小寺俊昭