第74回日本細胞生物学会大会 参加報告
2022年6月28日~30日までタワーホール船堀で開催された「第74回日本細胞生物学会大会」に、山内が「Investigation of role of importinα1 for migration in glioblastoma cells」を発表してまいりました。この発表は普段の臨床研究とは異なり、現在基礎研究でお世話になっている分子生体情報学教室の研究室で主に行っている研究です。私自身は脳外科医ですので、教室が主に行っている細胞内輸送の研究を、膠芽腫細胞を用いて悪性度の解明の目的で行っております。
はじめて基礎の学会に参加しましたが、参加している層が学生、大学院生から教室の研究員まで幅広く、若い人が多い事が目につきました。また、discussionも非常に皆積極的で、特に若い研究者からの質問が毎回時間が足りないくらいなされていました。また、ご高名な先生からの御発表は英語でのsessionとなっておりましたが、これもまた英語で日本語よりも積極的ではないというくらいのdiscussionがなされていました。やはり中心は若い研究者です。
このような貪欲さや向上心は我々医師も見習うべきであり、またそのような環境を作っていくことも今後の若い医師の臨床・研究をより発展させる上で大事ではないかと、切に感じました。
山内貴寛
≪ 第50回日本小児神経外科学会 │ 2022年7月3日 │ 第34回頭蓋底外科学会参加報告 ≫