福井大学医学部

脳神経外科学

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第28回北陸間脳下垂体腫瘍学会 学会報告

92日に金沢で開催された「第28回北陸間脳下垂体腫瘍学会」に山内が参加してまいりました。今回は世話人会から発表、座長と一人3役の出席でした。最近いろんな会で世話人会にでる機会も増えてきましたが、昨今の事情から学会の運営も大変になってきているなと感じております。さて、発表のほうは、「松果体部未熟奇形腫の1例」の症例報告です。内分泌内科や放射線科の先生もいらっしゃっていることもあり、OTAの手術動画に始まり、discussionはGCTの治療(化学療法や放射線治療など総合的な治療が必要です)について発表させていただきました。今回は、演題数は少なかったものの、発表やdiscussionは非常に盛り上がりました。特別講演は今年3月をもって教授を御退官されました金沢医科大学の立花修先生に賜りました。下垂体疾患の治療の歴史から最新2022年の下垂体疾患の病理分類の御話まで、非常に引き付けられる内容でした。来年は福井大学が当番です。当科や関連施設からの演題はもちろんのこと、内分泌の先生だけでなく、小児科の先生など幅広く参加いただけることを願っております。山内貴寛