第41回脳腫瘍学会報告
2023年12月3日~5日に新潟県の月岡温泉で開催された第41回日本の腫瘍学会学術集会に山内が参加してまいりました。昨年の鴨川はコロナ対策をしての開催でこられない先生方もいらっしゃいましたが、今年はようやく制限のないいつもの学会が開催されました。私は今、研究しているテーマの一つであるDual energy CTの研究で「Dual energy CTを用いたhigh grade gliomaの診断の可能性について」をポスターセッションで発表してまいりました。お酒を飲みながら、あまり時間もきにせずにdiscussionもでき、ポスター会場は発表の声がきこえないぐらいの盛況ぶりでした。また、多くの成果の発表もあり、免疫療法や分子標的治療薬が今後の治療も主役となる日も期待させるような発表もありました。また、会長の藤堂先生のウイルス療法に関する講演もみられ、既存治療との併用における問題点なども指摘されていました。実際に藤堂先生ともお話できる機会があり、全員にきくわけではないが、一部は確実に効果のある患者さんがおり、それをみつけていくことが大事だと熱く語ってくださいました。先日の北信がんプロの講演でもデリタクトの質問がありましたが、1日もはやく薬の量産が可能となり福井でもウイルス療法ができる日を待ち望んでおります。
山内貴寛
≪ 第39回 日本脳神経血管内治療学会 学術集会 in 京都 参加報告(赤澤) │ 2023年12月13日 │ 令和6年能登半島地震 ≫