第3回北陸脳卒中の外科研究会
2024年12月21日に第3回北陸脳卒中の外科研究会が福井で開催されました。当科からは東野が発表いたしました。この会は北陸3県4大学で、脳卒中の外科治療をメインに担当している中堅医師が発表するものです。知恵や知識を共有してお互いを高め合おうという会でもあります。バイパス術やクリッピング術の習得には時間がかかり、多くのピットフォールがあります。他の施設で頑張っている中堅の先生方の発表を拝聴して大いに刺激を受けました。浅ノ川総合病院の加藤先生からは手術記録のイラストについて、その重要性についてお示しいただきました。デジタル記録の時代であっても、手書きのイラストの重要性は損なわれません。単に絵が綺麗なだけでなく、ストラテジーや問題点が透けて見える画力に驚かされました。
特別講演では福岡大学医学脳神経外科の安部先生をお招きし、脳動脈瘤に対する直達手術の役割と問題点についてご講演賜りました。難易度の高い動脈瘤に対してどのように考え、どのように対応していったら良いのかをお示しくださいました。非常に多く質問の手が上がり、丁寧に答えてくださいました。遠方まで来ていただきましてありがとうございました。 東野 芳史
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