側頭骨セミナー開催報告
2025年8月3日、新宿のストライカー株式会社本社にて、鳥取大学との共催による「福島孝徳記念第3回側頭骨セミナー」を開催いたしました。本セミナーは、側頭骨にまつわるアプローチを実践的に学ぶことを目的としており、当日は合計9名の若手医師が参加しました。
黒崎教授、菊田教授がインストラクターを担当いただき、解剖学的知識や手術手技の要点を交えた丁寧な指導を行っていただきました。また、当科からは東野と川尻がミニレクチャーを担当し、各アプローチの概要や解剖学的なポイントについてお話ししました。
実習では高精度な側頭骨モデルを使用し、3つの代表的アプローチ(Retrosigmoid、Anterior transpetrosal、Combined transpetrosal)を実際にドリリングすることで、立体的な構造の理解とドリル操作の習熟を図りました。ドリリングの最中にも色々な角度から観察することができるのが、モデルを用いた実習の有用な点です。
今後の学習においても側頭骨モデルはとても参考になると思います。今回の実習がこれからの臨床での手技向上につながるよう、引き続き勉強が必要だと感じました。 東野 芳史
≪ 第62回日本脳神経血管内治療学会中部支部会 │ 2025年8月8日 │