第7回悪性神経膠腫治療カンファレンス
10月21日(金)、ホテルグランヴィア京都にて第7回悪性神経膠腫治療カンファレンスが開催されました。本会は滋賀医科大学脳神経外科が代表世話人となって毎年京都で開催されており、診断や治療に苦慮した神経膠腫の症例を参加する各大学、施設が発表するという形で行われました。当教室からは荒井大志が「Bevacizumab,Temozolomideを使用したDIPGの2例」を、丹南病院脳神経外科根石拡行先生が「診断に苦慮したGBMの1例」を発表しました。今年WHO脳腫瘍分類(WHO2016)が改訂され、今後ますます遺伝子診断が重要になってくることから、DIPGの治療も変わる可能性があることなど、計4題の症例に対してそれぞれ積極的なDiscussionがなされました。
また特別講演として杏林大学医学部脳神経外科永根基雄教授より「悪性脳腫瘍治療のエビデンスと標準治療:神経膠腫・悪性リンパ腫を中心に」についてご講演がありました。最新の神経膠腫、悪性リンパ腫の診断、治療についてお話され、大変勉強になりました。
荒井大志
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