福井大学医学部

脳神経外科学

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ストップ!No卒中福井エリア会議

2016年10月21日金曜日ザ・グランユアーズフクイにて開催されました。

済生会病院救急センターの平澤元朗先生からは塞栓源不明脳塞栓症にワーファリンよりDOACの方が安全で有効であるとの新規知見が、福井大学神経内科 山村修講師からは脳卒中連携パスの解析による脳卒中アウトカムの地域差の問題が指摘されました。特別講演を賜った京都大学脳神経外科 高木康志准教授からは初診で見逃されたくも膜下出血の全国調査約580例の結果が報告されました。若年、軽症、初診が脳神経外科医以外の診察を受けたもの、CTを撮っていなかったものが多く、しかし全体で約10%の死亡率、30%の再出血率、再出血すると26%の死亡率と予後は決して芳しくないとの重大知見でした。初診時の頭痛の特徴解析が求められると考えられました。

会議後同じ日に開催された福井脳機能研究会に来られていた岩手医大の小笠原教授と合同懇親会をしました。

菊田健一郎