福井大学医学部

脳神経外科学

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第54回北陸脳腫瘍懇話会

6月17日に福井大学附属病院・白翁会ホールにおいて、第54回北陸脳腫瘍懇話会が開催されました。北陸3県の大学・病院から、特に病理診断が問題になるような症例が提示され、脳外科医ばかりでなく病理の先生方も含めて活発に議論されました。

教室関係者では、福井大学・東野芳史Drが「脊髄腫瘍として発見され、右前頭葉腫瘍に対して生検を行った一例」と「前回本会で診断されたmixed germinomaの画像経過について」の2題、国立がんセンター・山内貴寛Drが「右側頭葉腫瘍の一例」について報告しました。また公立小浜病院の四方志昂Drが指定演者として見解を述べました。

特別講演では、国立がん研究センター脳脊髄腫瘍科科長の成田善孝先生に「WHO 2016 診断とグリオーマの治療」についてお話しいただきました。Low grade glioma~glioblastomaの診断や治療について、最新の知見も含めてとてもわかりやすくご教授いただきました。つい先日までコングレスの会長を務められ大変お忙しい中、はるばる福井までお越しいただき誠にありがとうございました。

小寺俊昭