第228回福井脳・神経疾患談話会(詳報)
毎年嶺南地区で開催される福井脳・神経疾患談話会が、今年も敦賀市福祉総合センターで開催されました。当科からは、松田が『合併症の決定的瞬間を捉えた破裂脳動脈瘤の1例』を発表しました。破裂脳動脈瘤の症例で、脳動脈瘤コイル塞栓術と脳室体外ドレナージ術を施行し、術後7日目の脳血管撮影中に皮質下出血を合併したという内容です。脳室体外ドレナージ術に関連する出血の合併症は比較的多いものですが(文献上1.9~41%)、この瞬間を脳血管撮影で捉えることができたのは非常に稀であり、今回報告させていただきました。
会の終了後は、これも例年通り皆で集まって、敦賀の夜を楽しみました。
松田 謙