第29回中部神経内視鏡研究会
第29回中部神経内視鏡研究会が、9月16日(土)に三重県で開催されました。内視鏡を活用した脳外科手術の新しい試みや臨床例について、中部地方の各施設から計14演題の報告がありました。いずれの報告も活発な討議がなされました。当科からは多田が『改良型 トルコ鞍底硬膜縫合器』という演題で報告いたしました。
特別講演では千葉大学フロンティア医工学センター特任教授の五十嵐辰男先生が『液体の特性を応用した潅流下鏡視手術システムの開発』について講演されました。腹腔鏡手術において、ガスではなく液体を使うことで、①与圧による出血量の抑制、②潅流による出血点の明確化、③超音波エコーとの併用による動脈の可視化などの利点についてお話されました。
懇親会では松阪牛のホルモンを戴きながら、研究内容について熱い議論が深夜まで続きました。参加された先生方のエネルギーを少しでも自分の力に変換していきたいと思います。
多田弘幸
≪ 第93回日本脳神経外科学会中部支部学術集会 │ 2017年9月22日 │ 眞弓学長杯ソフトボール大会 ≫