平成29年度 第2回JCOG脳腫瘍グループ会議、第35回日本脳腫瘍学会学術集会
高松にて平成29年11月25日に開催された第2回JCOG脳腫瘍グループ会議および11月26日から28日まで開催された第35回日本脳腫瘍学会学術集会に山内が参加してきました。
JCOGの会議は福井大学脳腫瘍グループとしては初めての参加となります。地方中核病院としてALL JAPANの潮流に遅れないよう、オブザーバーからの参加ではありますが今後は年3回開催されるJCOG脳腫瘍グループの会議に参加していく予定です。
脳腫瘍学会学術集会では「WHO2016分類におけるGrade II/III Gliomasの治療成績と病理学的検討」について発表しました。今年9月まで修練を積んできた国立がんセンターから演題を提出した最後の大きな発表となりました。昨年改訂されたWHO2016ではWHO2007まで形態学的に分類されていたGliomaが遺伝学的に分類されるという大きな変革がありました。WHO2016において分類されるGrade II/III Gliomaの3群はより明確な予後の差を示しており、遺伝子診断の重要さを示しています。
特別講演では海外でご活躍されている日本の先生方から、若手Drを奮起させるすばらしいご発表がありました。また今後のGliomaの治療を期待させる多くの臨床試験についての報告もありました。
また夜の部のポスターセッションでは、日がかわるまで酒を片手に脳腫瘍について語り合いました。
山内貴寛
≪ 第33回日本脳神経血管内治療学会学術総会 │ 2017年11月30日 │ 第9回福井脳神経外科歳末研究会 ≫