福井大学医学部

脳神経外科学

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第22回関西脳神経外科手術研究会学術集会

 12月16日(土)に大阪・毎日新聞ビル「オーバルホール」において、第22回関西脳神経外科手術研究会学術集会が開催されました。当教室からは小寺が「大きめの後頭蓋窩髄膜腫に対する術前栄養動脈塞栓術の効果について」の演題で、よく似た臨床像ながら術前塞栓術の効果や臨床経過が異なった2例について報告しました。
 指定講演では、鳥取大学・黒﨑雅道教授が「経鼻的経蝶形骨洞手術の工夫」について、大阪大学・貴島晴彦教授が「前頭葉てんかんに対する外科治療の工夫」についてご講演されました。お二人とも、これからの日本の頭蓋底外科/TSSやてんかん外科を牽引して行かれる、進気鋭の教授です。
 ランチョンセミナーでは山口大学・鈴木倫保教授が「脳神経外科と抗凝固薬~中和薬の現状と未来~」について、特別講演では山梨大学・木内博之教授が「高磁場術中MRIと多関節型血管撮影装置を備えたOperation Suite~Schichtに基づいた手術~」についてご講演されました。木内教授のご発表では、鈴木二郎教授が手術をされる貴重な映像を拝見することができました。
 一般演題もほとんどが現役バリバリのオペレーターからの発表で、全体を通して温和な雰囲気のなか、時間が遅れることもなく、参考になる内容ばかりでした。

 小寺俊昭