福井大学医学部

脳神経外科学

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第30回日本頭蓋底外科学会

 7月12日(木)~13日(金)に東京ドームホテルにおいて、第30回日本頭蓋底外科学会(会長:慶応大学脳神経外科・吉田一成教授)が開催されました。当科からは小寺が、シンポジウム8. 頭蓋底外科手術のアプローチのための臨床解剖3で、「Transcondylar transtubercular approachの外科解剖における定量的評価」について発表しました。

 臨床解剖に関する発表が26演題もあり、大変画期的な企画だと思いました。ただ多くは屍体解剖ではなく、臨床症例における局所構造に関する発表でした。ようやく日本でも屍体解剖によるサージカルトレーニングができる環境が整いつつあり、頭蓋底外科医を志す多くの若手医師が、屍体解剖を通して知識や技術を習得して行くことが期待されます。

 小寺俊昭