第30回日本間脳下垂体腫瘍学会
この度、山内が2020年2月21日、22日に東京の日経ホール&カンファレンスルームで開催された第30回日本間脳下垂体腫瘍学会に参加してまいりました。今回は「成長ホルモン分泌不全低身長症として治療を開始されていた頭蓋内胚細胞腫瘍の1例」を報告させていただきました。内科の先生からは、3徴がなく性腺ホルモンの異常だけで発症したり、GH補充後に画像を再検して腫瘍が発見され、あわてた症例もあったなどの貴重なご意見をいただきました。セッションは胚細胞腫瘍であり私と同じく基底核を含んだ胚細胞腫瘍の報告もみられました。稀な疾患であり放射線治療を含めてcase by caseではなく治療方針を決めていかなければならないとの声が、今後の課題として上がりました。
また、DuraGenを用いた頭蓋底形成の発表も複数みられ、その髄液漏合併症に対する成績やテクニックなど、明日からでも使える知識としてよい勉強ができました。
山内貴寛
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