第34回頭蓋底外科学会参加報告
2022年7月7, 8日に第34回頭蓋底外科学会が開催されました。当教室からは、特別企画として小寺先生が「当教室におけるorbitozygomatic craniotomy―屍体解剖による考察と継承―」を、私は「Translabyrinthine approachで治療した再発聴神経腫瘍の2例」を発表致しました。
今回は様々な大学病院における頭蓋底外科教育体制についてのセッションが組まれていました。術前シミュレーションから術後フィードバックとしての動画編集をルーティンとしてどこの大学でも行っているようですが、実際の手術操作をどこまで任せるかは手術時間や安全面の兼ね合いからも一様に難しい問題のようでした。
私自身もまだまだ若輩ではありますが、頭蓋底知識の研鑽を行いつつ、後期研修医の先生方が頭蓋底解剖をイメージしやすいように、解剖実習の工夫をして行けたらと考えています。
川尻智士
≪ 第74回日本細胞生物学会大会 参加報告 │ 2022年7月14日 │ 第22回日本分子脳神経外科学会 学会報告 ≫