福井大学医学部

精神医学

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10/11(土) 開設2周年記念講演会「摂食症(摂食障がい)ってどうしたら治るの?」を開催します

おかげさまで、来月10月に、福井県摂食障がい支援拠点病院は開設2周年を迎えることとなりました。

この度、2周年を記念して、特別講演会を開催いたします。

講師には、兵庫医科大学精神科神経科学講座 講師の山田恒(ひさし)先生をお迎えします。
山田先生は、日本摂食障害学会の理事として、摂食障害診療ガイドラインの作成などさまざまな学会活動に従事されています。摂食障がいの外来診療はもとより、関連した研究業績も数多く、近年では社交不安症を知るアプリ「フアシル-S」監修など、精力的にマルチでご活躍中の精神科医の先生です。
講演では、参加者からのご質問にお答えする時間も十分に設けてくださいます。

当日はリラックスして聞いていただける雰囲気を大切にしていますので、どうぞ安心してご参加ください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。


日時

2025年10月11日(土)14:00~16:00(受付13:40~)

場所

福井県立図書館 多目的ホール

福井市下馬51-11(福井県立図書館のホームページが開きます)

テーマ

摂食症(摂食障がい)ってどうしたら治るの?

神経性やせ症(拒食症)、神経性過食症(過食症)、むちゃ食い障がいなどの摂食症(摂食障がい)は、昔に比べるとずっと身近な病気になりました。でも、身近になったからといって、病気が治りやすくなったわけではありません。治らないつらさを抱えている方、そのそばでどうしたらいいか分からず悩んでいるご家族、きっとたくさんいらっしゃると思います。

治療の基本は、とてもシンプルです。三食しっかり食べること。痩せている人は体重を戻すこと。過食や嘔吐がある人は、それをやめること。でも、分かっていてもなかなかできないからこそ、困ってしまうのです。では、どうしてできないのでしょう?
できるようになるには何が必要なのでしょう? そして、家族はどのように支えればいいのでしょうか?

摂食症の治療とは、まさに「それができるようになるための方法」を、これまで多くの治療者が試行錯誤を重ねて築いてきたものです。もちろん、魔法のような治療法も、全員に効く万能薬もありません。それでも、さまざまな治療に共通する「回復のためのエッセンス」は確かに存在します。

今回の講演では、今の日本の社会の中で摂食症を回復へ導くためにできること、そして家族ができるサポートについてお話しします。キーワードは「あなたも、まわりの人も笑って暮らせるように」。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。どうぞお気軽にお越しください。

プログラム

  1. 福井県摂食障がい支援拠点病院の紹介
  2. 山田恒(ひさし)先生 特別講演
  3. 質疑応答

申込方法

お席に限りがあるため、先着100名様とさせていただきます。

下記よりお一人様ずつお申込みください。

参加費は無料です。

託児所

別会場ですが、福井県生活学習館(ユー・アイふくい)に「チャイルドルーム」がございます。
お子様を預けたい方は、施設へ直接お問い合わせください。お子様連れでのご参加も歓迎です。

託児所「チャイルドルーム」(ふくい女性財団のホームページが開きます。※要予約)

チラシ

↓画像をクリックすると、PDFをダウンロードいただけます。

 


福井県摂食障がい支援拠点病院のホームページでも情報発信をしております。
ぜひご覧ください。

https://fukui-edsupport.jp/