fMRIとは
MR装置は、強力な磁場とラジオ波と呼ばれる電波を利用して、放射線を使わずに生体内の情報を画像化する装置です。世界中の医療および研究機関で使用されています。撮像法の設定により、脳の形態がわかる構造画像、神経活動に伴う血液代謝がわかる機能画像など、目的に合わせた画像を取得することができます,、
fMRIは、このMR装置を使って、特定の課題を行っているときの機能画像を取得し、その課題を遂行するのには、どの脳領域が関連しているのかを調べる手法です。
MRIを受けられない人
下記の条件に当てはまる人は、本研究室でのMRIを使用する臨床試験には参加していただけません。
- 過去、現在を問わず、睡眠障害と診断された経験のある方
- 過去、現在を問わず、てんかんと診断された経験のある方
- 日常的に睡眠時間の変動が大きい方(昼夜逆転も含む)
- 妊娠中の方、もしくは妊娠している可能性のある方
- 体内に心臓または神経ペースメーカーを装着している方
- 体内に動脈クリップ等金属製のものがある方
- 歯列矯正装置を装用中の方(詰め物、かぶせ物は除く)
- 頭部の手術を受けたことのある方
- 頭部外傷で5秒以上 気を失っていた方
- 閉所恐怖症、暗所恐怖症の方
- ヘルニア等の既往があり長時間同一姿勢を保てない方
MRIを受けるときの注意事項
- MRIは強力な磁石を使用しているので、金属品を身に着けて入ると大変危険です。
クリップやヘアピンなどの磁性体を撮影室内に持ち込むと、磁性体が飛来し、衝突するなどの事故の原因となります。実際に、アメリカでは医療用の酸素ボンベの撮像室への持ち込みによる重大な事故が起きています。 そのため、検査時には、金属類はすべてはずしていただき、金属チェックを受けていただきます。
ワイヤーなど金属のついた下着やカラーコンタクト(デファインを含む)は使用できませんのでご注意ください。 - fMRIでは脳活動を記録しますが、機械の中で頭や身体を動かすと正しく記録できません。
- 実験には眠気が大敵です(眠いと全体的に脳活動が下がり良い結果が得られません)。前日は十分に睡眠を取り、検査中に眠くならないように気を付けて下さい。
謝金
5,000円(交通費込)を振り込みさせていただきます。
※お車で福井大学病院にお越しいただいた際には、無料駐車券をお渡しします。
検査場所
福井大学高エネルギー医学研究センター内 PET/MR検査室
(松岡キャンパス、第二駐車場出入口から入っていただき、すぐ左側の扉を開けていただいたら、PET/MR検査室です)
