福井大学医学部

ゲノム科学・微生物学

教育内容紹介

当研究室では医学科・看護学科の微生物学・感染症学の教育を担当しています。講義では臨床医学の習得に必要な知識や技能を学ぶことを中心に、折にふれ最新のトピックスを紹介します。また医学英語や大学院教育、卒後教育にも幅広く参画しています。

専門教育については医学教育モデル・コア・カリキュラムの教育内容ガイドラインに沿い、専門基礎教育科目「生体と微生物」を主に担当しています。各講義ではアクティブ・ラーニングの一環として課題演習を導入しています。また看護学科においては基礎看護学教育科目「生体反応論Ⅰ」を担当しています。

学習を進めるにあたり、新しい用語の理解につまづく学生もしばしば見受けられますが、教科書を読んで知識を整理するなり、教員に質問するなりして自ら努力をすることが大切です。断片的な知識の寄せ集めではなく、教科書を読み、講義を聞いて、自ら学習し知識の定着に努めて下さい。言うまでもありませんが、毎回の講義に出席し集中して講義を聞くこと。講義室のみならず、研究室へ質問に来ることも歓迎します。さらに日々更新される最新の病原体の情報や最新の研究成果についても紹介し、学生諸君の知的好奇心にも出来る限り答えたいと考えています。

当研究室の教員が担当する学部教育科目は以下の通りです(太字は当研究室でコーディネータを担当している科目)。

医学科:
生体と微生物
医学英語Ⅴ

感染症
研究室配属
リサーチマッチング(大学広報による紹介ページはこちら

看護学科:
生体反応論Ⅰ 
生命基礎科学

文京キャンパス:
健康科学・医科学概論

外部講師による特別講義について

外部より非常勤講師をお招きし、医学生2年生対象の講義(「生体と微生物」「免疫と生体防御」)や、大学院生・教員スタッフを対象とした学内セミナー等を開催しています。2006年以降に招聘した外部講師は以下の通りです(五十音順、所属は当時)。

  • 石戸 聡先生(理化学研究所)
  • 市村 宏先生(金沢大学)
  • 伊藤正恵先生(長浜バイオ大学)
  • 岡崎 仁先生(日本赤十字社)
  • 加藤昌志先生(中部大学)
  • 川内敬子先生(甲南大学)
  • 桑原一彦先生(熊本大学、愛知県がんセンター研究所)
  • 佐邊壽孝先生(北海道大学)
  • 清水重臣先生(東京医科歯科大学)
  • 勝二郁夫先生(神戸大学)
  • 菅井 学先生(京都大学)
  • 鈴木哲朗先生(浜松医科大学)
  • 大黒 徹先生(富山大学)
  • 竹馬俊介先生(京都大学)
  • 通山由美先生(姫路獨協大学)
  • 内匠 透先生(理化学研究所)
  • 中野隆史先生(大阪医科大学)
  • 堀田 博先生(神戸大学)
  • 松浦善治先生(大阪大学)
  • 村松正道先生(金沢大学)
  • 柳 茂先生(東京薬科大学)
  • 山崎 晶先生(九州大学)
  • 山本 雅先生(東京大学医科学研究所)
  • 横地高志先生(愛知医科大学)
  • 渡邉 大先生(京都大学)

3年次生の研究室配属について

3年次生の研究室配属では研究のフロンティアを体験するSコースと、最新の課題に取り組むゼミ形式のAコース、さらに希望により海外での研修を行う海外コースの3コースを準備してきました。短い期間ですが、将来のキャリアパスを見据えた上で、有意義に活用して下さい。

海外コースについて

2011年度より、インドネシア国スラバヤ市にあるアイルランガ大学医学部に医学生を派遣し、感染症の臨床と基礎研究の最前線を体験するプログラムを実施しています。医学生による研修レポートは福井大学HP上の「FACE」に掲載されています。(2011年度・2012年度はこちらこちら2013年度、2016年度はこちらこちら
また参加学生との対談「海外研修で培った研究マインド」が同じく「学生X教職員」に掲載されています(こちら)。現地でご指導いただいた先生のレポートはこちらです。この取り組みは福井大学の広報室を通じて様々なメディアで紹介されています。このプログラムは3年次生の「研究室配属」のみならず、その他の学年の医学生の参加も可能です。興味のある方は担当教員(定)まで随時相談に来て下さい。

四大学リトリート

医学生に対する研究マインドの涵養についての取組みの一環として、2014年度「MD研究者養成 四大学コンソーシアムリトリート」福井大会を福井市内のホテルで開催しました。本学が主幹となり、京都大学、神戸大学、滋賀医科大学の学生教職員約80名が集い、現在取り組んでいる研究内容や将来のキャリアパスについての意見など交流を深めました。リトリート終了後は福井大学医学部と高エネルギー医学研究所へのオプショナルバスツアーを実施しました。

大学院教育

(スクリーンに写っているのは学位記を受け取る中島謙治君)

大学院博士課程、修士課程では以下の科目を担当しています。

  • 医科学基礎総論
  • 医科学特論
  • 感染防御医科学特論・演習
  • 微生物学特論演習・実習
  • 文京キャンパス:生命複合科学特論Ⅰ

学位「博士(医学)」取得者(2006年以降)

2017年度 小和田和誠
ノロウイルスを除く胃腸ウイルスを対象としたマルチプレックスリアルタイムPCR法を構築し、福井県内の胃腸炎患者の検体を用いて有用性を検討した
(J. Med. Virol. 90(1):67-75, 2018)

2017年度 本定千知 ※※在学期間短縮
C型レクチンMincleとIgE受容体β鎖およびγ鎖との会合はチロシンキナーゼSykを介してRBL-2H3細胞の機能的活性化を導く
(Sci. Rep. 7:46064, 2017)

2015年度 木村幸弘 ※※在学期間短縮
Dectin-1によるSykの活性化はラットマスト細胞において特徴的な遺伝子発現とサイトカイン産生を誘導する
(J. Biol. Chem. 289(45):31565-31575, 2014)

2011年度 中島謙治
AMP活性化プロテインキナーゼ依存的・非依存的なC型肝炎ウイルス複製の抑制
(Microbiol. Immunol. 55(11):774-782, 2011)

2011年度 扇 和弘
ヒト遺伝病チェルビズムにおいて同定されたアダプター蛋白質3BP2の突然変異はB細胞受容体シグナルを増強する
(Genes Cells 16(9):951-960, 2011)

2009年度 ウパサナ シュクラ
3BP2のチロシンリン酸化はB細胞受容体を介するNFATの活性化を調節する
(J. Biol. Chem. 284(49):33719-33728, 2009)

認定看護師教育課程・看護キャリアアップセンターでの教育内容

認定看護師教育課程「慢性呼吸器疾患」では生化学・微生物学・免疫学的アセスメントについての講義を担当し、看護キャリアアップセンターでは未来のスーパーナースを対象とした実習と講義を分担している。看護実践能力開発講座「パワーポイントによるプレゼンテーション」についてはこちらを参照下さい。

高校生を対象とした研究教育プログラム

福井大学生命科学複合研究教育センター主催のプログラムにも参画しています。2014年度の「ひらめき☆ときめきサイエンス」では福井県内外から約82名の高校生と引率教諭14名(保護者1名)が本学に訪れ、講義と実習に参加しました。当研究室も教員のみならず医学生・看護学生がTAとして参加し、生徒の指導にあたりました(大学広報による紹介ページはこちら)。

2015年度からは生命医科学フューチャーグローバルサイエンティスト育成プログラムの講義と実習を行っており、益々の充実を図っています(詳細はこちら)。

さらに2014年度より福井県内の高校に出向き、出張講義を行っています。
2014年度 高志高校
2015年度 高志高校
2017年度 高志高校

他大学での講義・講演等

微生物学についての系統的内容や、研究の最新のトピックスについて以下の大学・研究所にて講義・講演等を行っています(五十音順)。

  • 金沢大学
  • 神戸大学
  • 東京薬科大学
  • 姫路独協大学
  • 福井県立大学
  • INSERM, Nice (C3M)

(写真は平成28年3月、姫路獨協大学にて)

(定 清直)
2017.11.20更新

ゲノム科学・微生物学研究室

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