アダプタータンパク質3BP2によるdectin-1シグナルの制御機構を解明した論文を発表しました。
ゲノム科学・微生物学分野では、アダプタータンパク質3BP2が真菌の受容体であるDectin-1を介する細胞内シグナルを制御することを解明した論文を、英国の生化学雑誌Biochemical Journalに発表しました(2月7日付オンライン)。
この論文は、ゲノム編集による遺伝子改変マウス(3BP2DL/DL、3BP2KI/KI)を用いて、骨髄由来樹状細胞(BMDC)の分化やC型レクチン(dectin-1、mincle)を介するシグナル経路、サイトカインの発現やNF-κBの活性化への影響を明らかにしたもので、自然免疫の新たなメカニズムの解明につながることが期待されます。